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陸・海軍礼式歌
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作詞 小中村義象


虎伏す韓山踏みならし
進みに進む我が兵士
見よや牙山の敵営は
見る間に潰えて跡もなし
大波逆巻く海越えて
進みに進む我が艦隊
見よや豊島の敵艦は
底の藻屑となり果てつ

海陸共に潔く
向かうは支那の四百州
平壌の山大同の水
よしその山は険しとも
黄海の波威海の潮
よしその波は荒くとも
日章国旗のさすところ
いかで靡かぬ国がある

鴨緑江に秋長けて
征衣吹く風肌寒し
進め進め我が兵士
進め進め我が乗る駒
この河一つ渡しなば
これ山一つ越え行かば
敵の死守せる奉天府
瞬く暇に取りつべし

折りしも海風吹き起る
大筒小筒のその音に
旅順口の戦いか
渤海湾の争いか
行けやいざ行けいざ兵士
いざとく行けやいざ兵士
八重の雲霧掻き分けて
共に眺むる北京の月

天地のあらんその限り
日月照らさんその極み
我が大君の大御稜威
輝かすべき時は来ぬ
青雲たなびくその限り
白雲降り伏すその限り
我が日本の御光を
輝かすべき世となりぬ
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