陸・海軍礼式歌
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2024/11/24 (Sun)
形見の日章旗
作詞 上田良作
作曲 古関祐而
残敵払う銃声も
途切れ途切れの夕ま暮れ
隠しの底に手を入れりゃ
嬉し誉がただ一本
一口ずつだが分け合うて
喫めば元気が蘇る
落日遠く風そよぐ
血潮の後の仄灯り
砦に高く翻る
勝利の旗を仰ぎつつ
今日の激戦偲ぶ時
さすが勇士も目に涙
捧ぐと決めた命だが
戦半ばに斃れては
戦友よお前も無念だろう
手向けの花にゃ敵兵の
チェッコの銃を四つ五つ
きっと明日は供えるぞ
戦友は優しい奴だった
たった一人の妹へ
露営の暇に痛む手で
故郷を出た日の日の丸を
必ず徐州に立てるぞと
書いた一句が胸を打つ
形見となった日章旗
あす払暁の攻撃に
先頭切って進み行き
城門高く打ち立てて
天皇陛下万歳を
彼に代わって唱えるぞ
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2007/12/04 (Tue)
1938(昭13)
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