陸・海軍礼式歌
寒潮流る北の海
敷千の島は羅列せり
朔風雪を巻いて吹き
激浪岸を打って鳴る
いと物凄き千島灘
これぞ北門鎖鑰なる
島は荒れ果て磯は寂し
漁民の状態はいと哀れ
漁具も揃わぬ丸木舟
僅か磯辺を漕ぎ回り
立つる煙は糸のごと
行く末いかに暮すらん
沖辺に見ゆる黒船は
乗り込む人も澤なるに
漁どる具さえ取り揃い
保護の無きを幸いに
漁民の微弱を幸いに
無数の島を回航し
此処に彼処に漁労しつ
船を繋ぎて高鼾
海豹海馬膃肭臍
その収穫を襲断
悪きはかの密漁船
憐れむべきはこの漁民
誰か遺憾に耐えるべき
そを打ち棄てて置くからに
大尉はこれを救わんと
六艘のボート浮かべつつ
百二人の老水夫
そを引き連れて北海の
千島諸島に船を寄せ
出没自在に跋扈せし
密漁船を追い払い
ここに拓殖の計を立て
国の富強を計るなる
北の徹鑰を堅むなる
その門出の勇ましき
大尉の行くぞ頼もしき
敷千の島は羅列せり
朔風雪を巻いて吹き
激浪岸を打って鳴る
いと物凄き千島灘
これぞ北門鎖鑰なる
島は荒れ果て磯は寂し
漁民の状態はいと哀れ
漁具も揃わぬ丸木舟
僅か磯辺を漕ぎ回り
立つる煙は糸のごと
行く末いかに暮すらん
沖辺に見ゆる黒船は
乗り込む人も澤なるに
漁どる具さえ取り揃い
保護の無きを幸いに
漁民の微弱を幸いに
無数の島を回航し
此処に彼処に漁労しつ
船を繋ぎて高鼾
海豹海馬膃肭臍
その収穫を襲断
悪きはかの密漁船
憐れむべきはこの漁民
誰か遺憾に耐えるべき
そを打ち棄てて置くからに
大尉はこれを救わんと
六艘のボート浮かべつつ
百二人の老水夫
そを引き連れて北海の
千島諸島に船を寄せ
出没自在に跋扈せし
密漁船を追い払い
ここに拓殖の計を立て
国の富強を計るなる
北の徹鑰を堅むなる
その門出の勇ましき
大尉の行くぞ頼もしき
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