忍者ブログ
陸・海軍礼式歌
* admin *
[137]  [136]  [135]  [134]  [133]  [132]  [131]  [130]  [129]  [128]  [127
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

霞める御空に消え残る
朧月夜の秋の空
身に染み渡る夕風に 
背広の服を靡かせつ

紅顔可憐の美少年が
商船学校の校内の
練習船のメインマスト 
トップの上に立ち上がり

故郷の空を眺めつつ 
ああ父母は今いずこ
我が恋人は今いかに 
少年右手に持つものは

月の光に照らされて 
側の友に語るよう
元このものは故郷の 
外山の蔭に咲き残る
 
後れ咲きなる白菊を 
我故郷を出ずる時
君が形見と贈られし 
真心込めしこの栞

海山遠く隔つとも 
彼が形見を思い出に
朝な夕なに眺めつつ 
言わんとすれば悲しやな
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
管理人のみ閲覧可     
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
BACK HOME NEXT
ブログ内検索
カテゴリー
忍者ブログ // [PR]

template ゆきぱんだ  //  Copyright: 陸・海軍礼式歌 All Rights Reserved