作詞 寺西多美弥
作曲 陸軍戸山学校軍楽隊
太平洋の波の上
昇る朝日に照り映えて
天そそり立つ富士ヶ峰の
永久に揺がぬ大八洲
君の御楯と選ばれて
集まり学ぶ身の幸よ
誉も高き楠の
深き香りを慕いつつ
鋭心磨く我等には
見るも勇まし春度に
赤き心に咲き出ずる
市ヶ谷台の若桜
隙ゆく駒の弛み無く
文武の道に勤しめば
土さえ裂くる夏の日も
手握る筆に花開き
星闌干の霜の朝
振るう剣に竜躍る
戸山代々木の野嵐に
武を練る声も勇ましく
露営の夢を結びては
身を習志野の草枕
水路遥けき館山に
抜き手翡翠の鮮やかさ
学びの海の幾千尋
分け入る底は深くとも
立てし心の撓みなく
努め励みて進みなば
竜の顎の玉をさえ
いかで取り得ぬ事やある
思えば畏こ年毎に
行幸ましつる大君の
玉歩の跡も度繁く
賤に交じりて皇子の
学びまししも我が庭ぞ
(今も親しくおはします)
実に光栄の極みかな
いざや奮いて登らばや
困苦の岩根踏みさくみ
理想の嶺に意気高く
鍛え鍛ふる鉄脚の
歩毎聞かずや誠心を
国に捧ぐる其の響
ああ山行かば草生すも
ああ海行かば水漬くとも
など顧みんこの屍
我等を股肱とのたまいて
慈しみます大君の
深き仁慈を仰ぎては
作曲 陸軍戸山学校軍楽隊
太平洋の波の上
昇る朝日に照り映えて
天そそり立つ富士ヶ峰の
永久に揺がぬ大八洲
君の御楯と選ばれて
集まり学ぶ身の幸よ
誉も高き楠の
深き香りを慕いつつ
鋭心磨く我等には
見るも勇まし春度に
赤き心に咲き出ずる
市ヶ谷台の若桜
隙ゆく駒の弛み無く
文武の道に勤しめば
土さえ裂くる夏の日も
手握る筆に花開き
星闌干の霜の朝
振るう剣に竜躍る
戸山代々木の野嵐に
武を練る声も勇ましく
露営の夢を結びては
身を習志野の草枕
水路遥けき館山に
抜き手翡翠の鮮やかさ
学びの海の幾千尋
分け入る底は深くとも
立てし心の撓みなく
努め励みて進みなば
竜の顎の玉をさえ
いかで取り得ぬ事やある
思えば畏こ年毎に
行幸ましつる大君の
玉歩の跡も度繁く
賤に交じりて皇子の
学びまししも我が庭ぞ
(今も親しくおはします)
実に光栄の極みかな
いざや奮いて登らばや
困苦の岩根踏みさくみ
理想の嶺に意気高く
鍛え鍛ふる鉄脚の
歩毎聞かずや誠心を
国に捧ぐる其の響
ああ山行かば草生すも
ああ海行かば水漬くとも
など顧みんこの屍
我等を股肱とのたまいて
慈しみます大君の
深き仁慈を仰ぎては
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