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陸・海軍礼式歌
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作詞 西條八十
作曲 古関祐而

夏雲白きベンガル湾 
岸辺に立ちて眺むれば 
飛ぶ「隼」の陰影は無し 
ビルマの鬼と謳われし 
軍神加藤は死したるか

支那大陸に南海に 
敵機を屠る幾度ぞ 
ああ七度の感状に 
全軍仰ぐ空の月 
軍神加藤は死したるか

小鳥と遊ぶその昔 
幼き君が写真を 
抱きて今宵部下は泣く
豪勇の人愛の人 
軍神加藤は死したるか

過ぐる日ビルマ戦線を 
襲えるブレンハイム機に 
猛然せまる一騎打ち 
たちまち海に射落せし 
軍神加藤は死したるか

大雪山の峰の上 
新たに光星一つ 
英魂遠久に燦然と 
輝き護る大東亜 
軍神加藤はなお死せず
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