作詞 真下飛泉
作曲 三善和気
背嚢枕に草の上
ごろり横になったれど
勇ましかりし戦いが
まだちらついて眠られず
ドンと最初に一発や
逃げうろたえた敵兵や
隊長殿の号令や
よく手向うた一隊や
撃たれた友の身の上や
あれやこれやと思う内
疲れにいつしか高鼾
鼾の中に虫の声
ふと目が覚めて見上ぐれば
広い野原に月一つ
御旗を置いた銃剣が
キラリキラリと光るなり
折から柳に繋いだる
隊長殿の乗り馬も
吹く川風が寒いやら
ヒヒンヒヒンと嘶いている
思えば月日は早いもの
故国を出てから小一年
ああ父上は母上は
可愛い妹は今頃は
千里東の故郷に
どんな夢をば見るじゃやら
昨日届いた手紙では
三人ながらそれぞれに
お二人様も私も
達者で暮らして居りまする
御無事で戦争なされよと
これは妹の女文字
お前の留守は寂しいが
妹の静がいそいそと
朝早うから働いて
晩は色々二人をば
肩を打つやら擦るやら
大事にかけてくれるゆえ
村一番の誉め者と
こは母上の仮名ばかり
麦も良かった田も植えた
蚕も今年は上出来よ
こちらの事は気にせずに
お天子様へ御奉公
大事の働き抜かるなと
こは父上の御家流
また取り出して繰り返し
月の明かりで読む折に
喇叭の音がタタタタタ
敵の夜襲か小癪なと
皆立ち上がり武装して
瞬く暇に列組んで
隊長殿の号令に
故郷の夢もどこへやら
逆さに寄する勢いは
雨か嵐か大波か
空には月がキラキラと
露営の跡を照らす時
かなたに響く勝鬨は
天皇陛下万々歳
作曲 三善和気
背嚢枕に草の上
ごろり横になったれど
勇ましかりし戦いが
まだちらついて眠られず
ドンと最初に一発や
逃げうろたえた敵兵や
隊長殿の号令や
よく手向うた一隊や
撃たれた友の身の上や
あれやこれやと思う内
疲れにいつしか高鼾
鼾の中に虫の声
ふと目が覚めて見上ぐれば
広い野原に月一つ
御旗を置いた銃剣が
キラリキラリと光るなり
折から柳に繋いだる
隊長殿の乗り馬も
吹く川風が寒いやら
ヒヒンヒヒンと嘶いている
思えば月日は早いもの
故国を出てから小一年
ああ父上は母上は
可愛い妹は今頃は
千里東の故郷に
どんな夢をば見るじゃやら
昨日届いた手紙では
三人ながらそれぞれに
お二人様も私も
達者で暮らして居りまする
御無事で戦争なされよと
これは妹の女文字
お前の留守は寂しいが
妹の静がいそいそと
朝早うから働いて
晩は色々二人をば
肩を打つやら擦るやら
大事にかけてくれるゆえ
村一番の誉め者と
こは母上の仮名ばかり
麦も良かった田も植えた
蚕も今年は上出来よ
こちらの事は気にせずに
お天子様へ御奉公
大事の働き抜かるなと
こは父上の御家流
また取り出して繰り返し
月の明かりで読む折に
喇叭の音がタタタタタ
敵の夜襲か小癪なと
皆立ち上がり武装して
瞬く暇に列組んで
隊長殿の号令に
故郷の夢もどこへやら
逆さに寄する勢いは
雨か嵐か大波か
空には月がキラキラと
露営の跡を照らす時
かなたに響く勝鬨は
天皇陛下万々歳
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