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陸・海軍礼式歌
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作詞 海軍省報道部
作曲 海軍軍楽隊

我が皇国の興廃を
この一戦に担いつつ
日本海上強敵を
砕き沈めて万代に
国の礎定めたる
輝く今日の記念日よ

尊き血をも物とせぬ
ますら武夫の忠烈に
祖宗の御霊鎮めんと
我が大君の大詔
戴く胸の高鳴りに
響くも高し波の音

明け行く海の果遠く
輝き渡る日の御旗
船路賑わう綾波に
伸び行く海の大日本
四方に八角に建国の
高き理想を仰ぎつつ

九千万の民挙り
歴史の巻に刻まれし
栄光高き思い出に
心の緒を締むる時
千載常に大いなる
正義に奮え大和魂
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作詞 尾上柴舟
作曲 岡野貞一

三十五万四十万
沙河を中なる我と彼
築き立てたる堡塁は
蜿蜒たりや五十余里

百二十日とく過ぎて
戦機は今や熟したり
一挙長蛇を屠るべく
包囲の策は決したり

風が寄せて来る大吹雪
咫尺も分かぬ春二月
まず動きしは最右翼
忽ち奪う清河城

驚く敵は大軍の
ここに向かうと思いけん
予備の部隊を増加して
固く守るや撫順城

我が計なると最左翼
早くも沙河を打ち渡り
行軍日々に十数里
奉天近う出でにけり

包囲の形整いぬ
時こそ今と中央軍
左右両翼諸共に
渾河渡りて迫り行く

敵は逆襲大夜襲
我が一方を破らんと
焦り立てども進み行く
我が大軍は潮のごと

死戦や苦戦乱戦の
数を尽くして争えど
我が突撃の激しさに
乱れ乱るる敵の陣

三道均しく破られて
退路危うき敵将は
三月七日退却の
令を脆くも発したり

後を慕いて我が軍は
包囲の線を地縮めつつ
退路をさえも断ち切りて
四面一度に追い立つる

三月十日よく記せよ
我奉天に入りにけり
十余六日よく記せよ
敵鉄嶺を捨てにけり

損害凡そ五十万
敵の半ばに尽くしたり
日東男子眉上げて
無比の勝利を世に誇れ
作詞 真下飛泉
作曲 三善和気

目出度く凱旋なされしか
御無事でお帰りなされしか
御国の為に長々と
御苦労様でありました

お送り申したその時は
桜の花が真っ盛り
武士の誉れだ潔く
散って戻ると出られたが

散らせちゃならぬこの桜
また咲く春が来たならば
算盤持って鍬持って
立派に働く君じゃもの

御天子様へ御奉公
十分なされたその上は
心の中じゃ御無事でと
朝晩祈っておりました

祈った甲斐か知らないが
天晴れ敵を追い払い
ここに凛々しい男ぶり
凱旋姿を見ようとは

さても思えば二年ぶり
知らぬ他国の野に山に
弾丸の霰や火の雨や
剣の下を駆け巡り

傷を負うては二度三度
命の瀬戸を出入りして
君の御為国の為
戦争されたも何十度

思えば思えば長々と
御苦労様でありました
心一杯思えども
お礼は口じゃ言えませぬ

お礼は口じゃ言わないが
これから先は我々が
お蔭で上がった日本の
名誉はきっと落さずに

農業工業商業に
一生懸命働いて
御国を富ます心がけ
これがいささかそのつもり

今日道々に出迎えて
天晴れ凛々しい男ぶり
凱旋姿の君達に
口じゃお礼は言わないが

両手を挙げて声上げて
万歳唱うる我々の
この真心は山々の
赤い紅葉が知っておろ
作詞 真下飛泉
作曲 三善和気

父上母上いざさらば
私は戦に行きまする
隣家におった馬さえも
徴発されて行ったのに

私は人と生まれ来て
しかも男子とある者が
御国の為の御奉公は
いつであろうと待つ内に

昨日届いた赤襷
掛けて勇んで行きまする
行くは旅順か奉天か
いずこの空か知らないが

御天子様の為じゃもの
討ち死にするは当たり前
父上母上いざさらば
これがこの世の暇乞い

お二人様も妹も
どうぞ御無事と声曇り
顔見合わせて一雫
さすがに涙が袖濡らす

思えば永の御養育
いつの世にかは忘れましょ
大きうなったこの体
よし孝行はせなんだが

御天子様へ御奉公
忠義をしたと一言葉
死んだ後でも私を
褒めて下され頼みます

もしも運良う生き残り
御国へ帰る事あらば
死んだに勝る手柄をば
きっと御覧に入れまする

生きると死ぬは時の運
決して泣いて下さるな
父上貴方の御老体
山や畑のお仕事も

どうぞ御無理をなさらずに
朝晩お休み願います
母上貴方は病気がち
我慢なさらず御養生

おお妹よお二人を
大事に孝行頼むぞや
父上母上いざさらば
妹よさらばと立ち上がる

門には村の人達が
旗や幟を差し立てて
村一番の武夫殿
達者で戦争なされよと

手を振り上げて声揃え
万歳万歳万々歳
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