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陸・海軍礼式歌
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文部省唱歌

花は桜木人は武士
その桜木に囲まるる
世を靖国の御社よ
御国の為に潔く
花と散りにし人々の
魂はここにぞ鎮まれる

命は軽く義は重し
その義を践みて大君に
命捧げしますらおよ
銅の鳥居の奥深く
神垣高く奉られて
誉れは世々に残るなり
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作詞 高野辰之
作曲 岡野貞一

白地に赤く日の丸染めて
ああ美しや日本の旗は

朝日の昇る勢い見せて
ああ勇ましや日本の旗は
作詞 吉丸一昌
作曲 小松耕輔

夢より淡き三日月の
大内山にかぐろいて
先の帝御車は
果ての出でましあらせらる

火砲の響き轟きて
宵闇破る一刹那
乃木大将は御後を
慕い奉りて逝きにけり

忠勇義烈の大将は
この世後の世変わり無く
天つ御国の大君の
御側離れず仕うらん

遺言十条読みて見よ
ただ責任を重んじて
三十五年のその間
死処を求めて止まざりき

私財を家に蓄えず
名誉を一人貪らぬ
清き日頃の志し
またこの内に見ずや人

日露の戦平らぎて
勝鬨挙げて帰る日も
陛下の赤子失いぬ
父老に恥ずと嘆きたり

国に尽くすは臣の道
何をか人に言うべきと
勲を誇らず謙る
気高き心見ずや人

六十四年の生涯は
日本の武士の鑑にて
終わる最期の輝きは
純美崇高極み無し

起てよもののふ武士道の
権化をここに認めずや
今し鋭心起こさずば
腰の剣に恥あらん

我が帝国の同胞よ
鬼神涙に咽ぶべき
この壮烈に勇まずば
汝の胸に血潮無し
文部省唱歌

轟く砲音飛び来る弾丸
荒波洗ふデッキの上に
闇を貫く中佐の叫び
「杉野は何処杉野は居ずや」

船内隈無く尋ぬる三度
呼べど答へず探せど見えず
船は次第に波間に沈み
敵弾いよいよ辺りに繁し

今はとボートに移れる中佐
飛び来る弾丸にたちまち失せて
旅順港外恨みぞ深き
軍神広瀬とその名残れど
作曲 岡野貞一

文部省唱歌

屍は積もりて山を築き
血潮は流れて川をなす
修羅の港の向陽寺
雲間を漏るる月青し

「味方は大方討たれたり
しばらくここを」と諌むれど
「恥を思えやつわものよ
死すべき時は今なるぞ

御国の為なり陸軍の
名誉の為ぞ」と諭したる
言葉は半ばに散り果てし
花橘ぞ芳しき
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