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陸・海軍礼式歌
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作詞 大和田建樹
作曲 多梅雅


雨か霰か弾丸は
雷か嵐か砲撃は
我等に続けや決死の士
誉れを挙げるはこの時ぞ

的の弾丸潜り抜け
的の砲塁躍り越え
一度に揚げたる吶喊の
響きは天地を動かしぬ

敵もさるものその中に
目立つ白馬の大将は
滴る刃を抜き持ちて
ここを先途と応戦す

出でや来たひし敷島の
大和魂振りかざし
切れ味見するはこの時ぞ
進めや進め決死の士

目指す白馬の大将は
馬諸共に倒れたり
前後に轟く勝鬨の
響きは山河を奮わしぬ
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作詞 落合直文


世に名高き威海衛
我にますらおに攻められて
逃ぐべき方も無きままに
早掲げたり白き旗

虜となした身しらの
数は千万八百万
我が手に落ちしから舟の
数は百艘はた千艘

陸に海路にかくばかり
雄々しき功績を立てたるは
広き世界の歴史にも
堪えて例はあらざらん

さはさりながらこのために
命捨ててしますらおの
身をし思えば儚さに
絞られれにけりわが袂

こと憎きは西の国の
心汚き蝦夷舟
そをし思えば口惜しさに
圧せけられり我が腕

この哀しさを口惜しさを
報い晴らさん身のために
彼捕えてし蝦夷らの
長き髪をばまず切らん

切りにし蝦夷のその髪を
大綱小綱に打ち縒りて
捕えし舟をや繋ぎてん

繋ぎし蝦夷のその舟の
千舟百舟万舟
そをまたさらに我が舟の
後ろの方にや繋ぎてん

さてまた前なる御舟には
日の大御旗翻し
軍楽隊の軍楽を
いと勇ましく節せてん

さてまた次なる御舟には
清き真榊を押し立てて
先に失せにし人々の
御霊の限り祭りこむ

さてまた次なる御舟には
高く掲げて祝いこむ
かく様々に装いして
君が御世をば歌いつつ
強しと誇る外国の
海の事々巡らばや
九連鳳凰乗っ取りて
進む第一軍隊は
舳巌析木城を取り
なお敗兵を追撃し
進み進みて行く先は
敵の構えし海城よ

さして要害ならねども
窮鼠かえって猫を噛む
逃ぐるに道なく大砲を
蕎麦山に備えつつ
我を目掛けて砲撃す
山より見下す敵の兵
見上げて進む大和武士
指揮なす大鳥少将や
大迫少将諸共に
軍は励ます号令に

吶喊進む勢いに
敵も支うる気力失せ
守りを捨てて逃げる
我が兵これを追い撃ちて
進んで乗っ取る紅瓦塞
作詞 野津道貫



皇御軍は去年の夏
安芸津島根を船出して
虎臥す高麗の荒野より
唐土指して攻め入りつ

越ゆれば易き
海山の千里の外の頑迷
支那の夷を打こめ速く
揚げつる勝鯨波の

今年の春は外国も
光を仰ぐ日の本の
境広めし浦安の
船路を帰り来て
境は都の大内山千代万世と
我が君の御代の栄えを祝うなり
不詳


見渡す海は緲々と
見渡す陸は茫々と
南洋得有の猛熱に
焼かれて炎威最と強き
中を苦とせず優々に
朝日に光る日の丸の
御旗を立てつ数十の
艦隊共に舳艫をば
並べて進む光景は
これぞこれこれ帝国の
新版図にぞ属したる
台湾島を治めんと
総督始め部下の士が
鷄龍港へ向かわると
最も勇まし進軍ぞ

愚蒙愚昧の蕃族等
劉永福を将となし
妄に干矛擁しつつ
我が皇軍の大恵を
無にせんものと無体にも
条理の迂き奴等は
劉永福の姦策に
心迷うて我先と
鷄龍港の砲台を
また無き者と頼みつつ
児戯に等しきもちなして
我が皇軍の上陸を
防がんものと逸早く
砲門開き不敬にも
我が軍目掛け発砲す

夏の虫にも劣りたる
蕃族共が砲撃を
見つつ笑いつ悠然と
応戦なしつ港内へ
躍り入りたる我が勇士
見る間に敵と皆殺す
苦なく砲台乗り取って
ここに全軍鷄龍へ
上陸なして逸早く
本拠をここに定められ
台湾首府と構えなそ
台北府へと進軍し
雲霞の如く集まれる
蕃族共を一撃の
下に倒して満金の
大捷奏し台北の
城壁高く悠然と
世界に光る日の丸の
御旗を立つ共々に
高く凱歌を唱えらる
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