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陸・海軍礼式歌
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柳條溝の夜は更けて
星影空に冴ゆる時
静寂を破る銃声は
我に仇なす敵の兵

天にも許さぬ暴虐を
忍びてここに幾年ぞ
霹靂一閃膺懲の
正義の秋水鞘を飛ぶ

東北軍の精鋭と
猛きを誇る四千の
敵の堅城南嶺を
攻むるは公陵守備の兵

二十重に囲む鉄壁は
破るに難く隙もなし
大隊長は高らかに
叫ぶ攻撃下知の声

獅子奮迅の前進に
白旗を揚げ欺きて
一斉射撃忽ちに
弾丸の霰を如何にせん

敵は団壁に身を潜め
我を眼下に狙い撃ち
覆うべき地物陰もなく
苦戦凄惨修羅の極み

哀れ鉄石ならぬ身の
血潮に咽ぶ臨終にも
しっかり頼むの一言を
残して最期を花と散る

戦い今やたけなわに
躍進攻撃緩みなく
打ち出す彼我の砲声は
天地も裂けるばかりなり

中隊長は突っ立ちて
壁を乗り越え突撃と
命令したる折も折
面に飛び来る手榴弾

よろめく足を踏ん張って
軍刀打ち振る一刹那
またも飛び来る砲弾に
無念やはったと斃れける

いざ突撃の雄叫びに
痛手も深き戦友は
紅に染む手に銃執りて
競いて突っ込む百余名

多勢を頼む敵兵も
肉弾相次ぐ猛襲に
いかで支えん今は早
算を乱して影もなし

戦い済んで声限り
満州野に叫ぶ勝鬨に
見よ南嶺の空高く
夕日に映る日の御旗

雲間を洩るる月寒く
物音絶えし戦場の
露置く草葉に打ち伏せる
斃れし戦友を抱き起こし

赤き心の一筋に
死なば共にと誓いしを
儚き別れにますらおの
征衣を潤す玉の露

哀れ万朶の山桜と咲く
有士の栄誉は永久に
昇る朝日に色添えて
東亜の空に薫るらん

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作詞 西條八十
作曲 松平信博


天神怒り地祇恙る
咄何ものの暴虐ぞ
満蒙の空風暗く
翻る胡沙血に赤し

高梁靡く満州は
想え再度の戦いに
我が忠勇の将卒が
屍に換えし土地なるぞ

秋風寒し表忠塔
今暴民の靴先に
踏み躙られて神州の
国威危うく墜ちんとす

神統二千六百年
正義輝く大日本
天地に恥じぬ権益を
蹂躙するは何奴ぞ

起てよいざた起て国民よ
起ちて正義の戟を執れ
今ぞ国威を示さずば
ああ千載に恥あらん
西条八十 松平信博

私の兄さん満州で死んだ
僕の父さんも満州で死んだ
忠義な兵士のお墓の満州
守れや守れ我等の権利

私の兄さん何の為死んだ
僕の父さんも何の為死んだ
血潮で換えた尊い満州
守れや守れ我等の権利

夕陽は赤い満州の丘よ
夕陽に靡く満州の草よ
歴史は古い涙の満州
守れや守れ我等の権利

いざ打ち破れ平和の仇を
いざ打ち払え平和の敵を
歴史は輝く尊い満州
守れや守れ我等の権利

作詞 松村又一
作曲 森義八郎

走れトロイカもう日が暮れる
空に高鳴れ朱総の鞭よ
遠い町にはちらほら明かり
鐘が鳴ります中空で

走れトロイカ心が燃える
空に高鳴れ朱総の鞭よ
来るか来るかとペチカを焚いて
さぞやあの人待つだろに

走れトロイカ心が燃える
空に高鳴れ朱総の鞭よ
可愛い可愛とこの夜を込めて
抱いてやりたいこの人を
作詞 伊藤松雄
作曲 永井巴

義勇奉公四つの文字
胸に刻みて鞭を揚ぐ
ますらお中村震太郎
行く手は遠し興安嶺

国家の保護と国権の
維持とは兵の力なり
尊き使命負う身には
何の恐るることやある

荒漠千里故郷を
偲ぶ露営の草枕
妻に便りの筆とれば
夜空寂しや北斗星

蒙古の春は遅けれど
躑躅は散りて白樺の
若葉は燃えんこの門出
山に入る日よいざさらば

駒の噺き鳴る蹄
鬣に吹く朝風を
忽ち乱す銃声は
暴戻飽くなき屯墾軍

残虐鬼畜の振舞いに
従容として死に就ける
英霊滅びず永久に
護国の神と仰がれん
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