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陸・海軍礼式歌
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作曲 豊坂のぼる
作曲 中山晋平

昇る朝日は東から
南コースを西南へ
神風だから それだから
そよろ春風 さっと飛んだ
さっと飛んだ

花の都を発つ時に
載せた桜は七分咲き
国産だから それだから
大和心が ぱっと咲いた
ぱっと咲いた

顔を見てくれ日本の
色もこんがり男ぶり
熱帯だから それだから
汗と涙を拭いてきた
拭いてきた

恋のロンドン花の巴里
男二十六身嗜み
着陸だから それだから
髭も綺麗に 剃ってきた
剃ってきた

待って待たれて待たせたが
九十四時間新記録
あの人だから それだから
こんなスピードで 飛んできた
飛んできた
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作詞 佐伯孝夫
作曲 辻順治

大君の御稜威の限りなく
南京陥ちぬ首都陥ちぬ
万歳叫ぶ朝空に
染めし日の丸高々と
思わず咽ぶ男泣き

敵の運命今いずこ
南京陥ちぬ首都陥ちぬ
今日入城の喜びに
綻ぶ笑顔握る手の
太い指さえ頼もしく
生きていたのを不思議がる

道は遥々幾山河
南京陥ちぬ首都陥ちぬ
父母よわが子よ同胞が
掛けたる望み今果たし
東洋平和の朝ぼらけ
築く万世の平和郷
作詞 高澤部隊
作曲 辻順治

東亜の空に風荒れて
暴虐比なき民国を
庸懲の土は既に起つ
正義の剣は抜かれたり

皇師堂々邪を破り
奮戦連勝また連勝
破邪の剣に敵はなし
見よ皇軍の戦績を

皇国に捧げし我が身体
大君に捧げし我が生命
国旗の下に骨と化す
覚悟を示す髑髏隊

逆賊いかに狂うとも
暴敵いかに荒るるとも
関東武士の敵ならず
いざや砕かん敵の肝

武蔵男子の熱き血は
滾り滾りで尽忠に
高鳴る胸は燃えんとす
我が精鋭の髑髏隊
作詞 松島慶三
作曲 海軍軍楽隊

征空万里雄鳳の
海を払いて轟々と
目指すは敵の大艦隊
翼下に躍る太平洋

疾風迅雷漠々の
雲を劈き風を切り
熱血滾る強襲に
地軸も裂けん大威力

霰か雨か乱れ飛ぶ
高角砲弾機関銃
前路を閉ざす煙幕も
何か恐れん大和魂

勇猛急転隼の
万死恐れぬ突撃に
七生報国ただ期する
必勝の算我にあり

天に轟く爆煙の
遥かに仰ぐ勇士が
鬼神も泣かん功勲は
千古を照らす軍神像
作詞 松島慶三
作曲 江口夜詩

翔けれよ黒雲呼べよ嵐
台風圏内怒涛の中も
何を恐れん日本男児
邁進邁進向かうは敵地

翼は唸るよ行く手は見えず
手足は凍ゆる息吹は迫る
今なり今なり必死の努力
猛進猛進生還期せず

雲間に横たう敵地は近し
忽ち轟く集中砲火
空中戦闘落せよ敵機
爆撃突撃愛機と共に

轟然快絶敵地を砕く
精鋭誇る中央空軍
霹靂一声眼下に潰ゆ

火を吐く僚機急速降下
爆弾抱きて敵機の中に
忠烈肉弾炎となりて
雲間に燦たり不滅の軍神

国民挙りて大空仰ぐ
壮絶千載鬼神も泣かん
忠なり勇なりこの人柱
皇国日本不朽の誉れ
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