陸・海軍礼式歌
陸・海軍礼式歌
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2024/11/25 (Mon)
若い日本だよ
作詞 大西勉
作曲 長谷川良夫
波の揺り篭飛沫に濡れて
白帆枕の夢から覚めりゃ
遥か鴎が笛を吹く
サッサ合図だ錨を上げた
名さえ日本丸出船だ銅鑼だ
躍る舳先に血も躍る
富士は白金稲穂は黄金
叩く腕は黒金鋼
行くは大陸雲の果て
サッサ門出だ青空翔けた
若い日本だよ翼だ火矢だ
燃える希望だ陽も燃える
空は日本晴れ万朶の桜
花の吹雪ににっこり立てば
起てば正義の銃を執る
サッサ進めや手綱を締めた
おいら日本男児だ誠だ意気だ
国の為なら花と散る
御代は春風微風小風
白馬嘶きゃ君が代歌う
声も千里の野を駆ける
サッサ仰いだ日の丸揚げた
若い日本だよ夜明けだ朝だ
空にゃ輪を描く金の鵄
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2007/12/07 (Fri)
1938(昭13)
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空の戦友
作詞 長田幹彦
作曲 細川潤一
雲より出でて雲に入る
敵地は広し揚子江
我が編隊は轟々と
爆音高く進撃す
折しも雲の切れ間より
攻め来る敵は五十余機
弾幕砲火ものかわと
羽ばたき凄く衝いて入る
銀翼乱れ渦巻きて
見よ荒鷲の巴戦
誉れの機銃火を吐けば
墜ち行く敵機数知れず
凱歌は空に挙がれども
無念や我の二番機は
惜しくもタンク射抜かれて
炎は紅く後を引く
近寄る窓をふと見れば
壮烈空の戦友は
今こそ永久の別離ぞと
笑みつつ送る挙手の礼
ああ一瞬に自爆せし
勇魂沈む長江に
涙の入日暮れ行きて
悲しや波は黄昏るる
2007/12/07 (Fri)
1938(昭13)
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▲
皇軍慰問の歌
作詞 南條歌美
作曲 宮脇春夫
御国の為に身を捨つる
我が皇軍の皆様に
銃後の感謝送る為
越えて来ました二千キロ
戦の暇の一時を
小唄の節も面白く
慰問に来た身と知りながら
いつか感謝に潤む声
第一線は引き受けた
銃後の人よ安かれと
その言葉に胸迫り
お礼申すも後や先
御国に残る同胞も
戦地の勇士思いやり
全ての試練に耐えましょう
目指す勝利のその日まで
2007/12/07 (Fri)
1938(昭13)
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風流部隊
作詞 島田芳文
作曲 陸奥明
風流部隊の朗らかさ
上州生まれの髭武者は
お国自慢の八木節と
来たよ来ました一踊り
ひょうきん者の伍長殿
秋水三尺引き抜いて
蝦蟇の油売り香具師の真似だよ
とろりとろりのひとくさり
待っていました飛び入りだ
従軍記者殿しっかり頼むぞ
声を張り上げ義士の一節
実に上手いぞ特種だ
よいしょと出ました部隊長
僕の得意を見せてやろかと
身振りおかしな皿回し
淀の川瀬も危しげに
次から次へと隠し芸
とても明るい戦線に
どっと笑いの鬨の声
戦休みの一時よ
2007/12/07 (Fri)
1938(昭13)
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純情月夜
作詞 佐藤惣之助
作曲 山田栄一
皇国の為なら嬉しいけれど
今宵限りでお別れね
お月様さえ十三・七つ
乙女心を何としょう
風に乱れる桃割れ姿
月に見られて恥ずかしい
明日は貴方の嬉しい門出
何で泣きましょ嘆きましょ
私ゃ儚い船頭の娘
せめてこの月思い出に
船を漕いだり真菰の蔭で
無事なお手柄祈りましょう
2007/12/07 (Fri)
1938(昭13)
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