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陸・海軍礼式歌
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作詞 佐伯孝夫
作曲 鈴木静一

何をくよくよポナペの娘
沖のカヌーを見て暮らす

泣くな泣きゃるなまだ年ゃ若い
バナナ祭りの火が招く

バナナ色付きゃおぼこも熟れる
赤い太陽の島娘

踊り踊ろよ腰振り身振り
踊りゃ放楽気が晴れる

男波女波の白砂三里
様と逢う夜の椰子の月
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作詞 西條八十
作曲 中山晋平

満州良い国朝日を受けて
靡く五色の旗の色

二世を結んで夫婦の絆
満州日本の生命線

空に聳える忠魂塔は
おらが満州の守り神

花の新京白帆の大連
月の鴨緑江筏舟

揃って踊れや日満音頭
固い握手を一踊り
作詞 晴屋草三
作曲 竹岡信幸

沼地百里にヨ吹雪が三日ナントショ
腰の剣は鳴るばかりリラリラ
奮って奮ってソレ進軍しょ

日本の桜がヨ咲いたの便りナントショ
わしは散る身は潔くリラリラ
奮って奮ってソレ進軍しょ

伸びる高梁ヨ戦の邪魔よナントショ
憎い匪賊が身を隠すリラリラ
奮って奮ってソレ進軍しょ

燃える熱砂ヨ鉄まで溶けるナントショ
肉弾なりゃこそまだ解けぬリラリラ
奮って奮ってソレ進軍しょ
作詞 松坂直美
作曲 田村しげる

遠い深山の根雪も解けて
春が来たかよちらほらと
流す筏に二ひら三ひら
散って零れる花便り

岸の楊柳も緑に萌えて
鳴くな小鳥も楽しげに
呼んでいるよな胡弓の糸が
なぜか故郷を偲ばせる

月の鴨緑江筏が下りゃ
狭霧隠れに響く唄
思い気侭な旅行く身なら
鳴くな浮き寝の鴎鳥
作詞 大木惇夫
作曲 竹岡信幸

月の砂漠を昨日出て
今日は入日の街を行く
西よ東よ旅暮らし
果てはどこやら雲に問え

恋に泣くのも若さゆえ
酔うて唱うも辛さゆえ
どうせ短い旅暮らし
果てはどこやら風に問え

人の情けが身に沁みて
冬を過ごせばまたの春
闇よ光よ旅暮らし
果てはどこやら鳥に問え
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