作詞 佐々木信綱
見よや見よや玄界灘に
対馬の瀬戸に仇波騒ぐ
現れ来たる敵艦数隻
常陸丸をば囲みて襲う
悔し悔し敵の弾丸に
見る見る船は沈みて行けど
武装をなさぬ運送船の
手出しもならぬ恨みぞ深き
哀れ哀れ忠勇無比の
我がつわものが諸手をつかね
敵に向かわん手立てもあらず
船を挙りて死するかこの日
屍手負い見回しながら
最期は今と心を定め
尊き軍旗押し戴いて
焼くや士官の心よいかに
君に国に捧げし命
捨つるは既に期した身にも
戦の庭を一度も踏まず
みすみす死する恨みはいかに
狂え騒げ大波小波
幾百人のつわものは
対馬の海の水底深く
恨みを呑みて一日に失せぬ
記せよ記せよ玄界灘の
水より深き恨みを記せよ
ウラジオ艦隊長くは置かじ
日本男児の手並みを見せん
見よや見よや玄界灘に
対馬の瀬戸に仇波騒ぐ
現れ来たる敵艦数隻
常陸丸をば囲みて襲う
悔し悔し敵の弾丸に
見る見る船は沈みて行けど
武装をなさぬ運送船の
手出しもならぬ恨みぞ深き
哀れ哀れ忠勇無比の
我がつわものが諸手をつかね
敵に向かわん手立てもあらず
船を挙りて死するかこの日
屍手負い見回しながら
最期は今と心を定め
尊き軍旗押し戴いて
焼くや士官の心よいかに
君に国に捧げし命
捨つるは既に期した身にも
戦の庭を一度も踏まず
みすみす死する恨みはいかに
狂え騒げ大波小波
幾百人のつわものは
対馬の海の水底深く
恨みを呑みて一日に失せぬ
記せよ記せよ玄界灘の
水より深き恨みを記せよ
ウラジオ艦隊長くは置かじ
日本男児の手並みを見せん
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作詞 森林太郎
西施楊貴妃の生まれた親の
自慢娘の旅順じゃけれど
昔口説いてつい落ちたのを
いつか忘れて養女に行って
今じゃロシアの箱入り娘
落ちぬ噂が世界に高い
鉄条網の八重の関据え
掩蓋深く姿も見せず
水門口から忍んで行けば
探海灯の目で脅しつけ
今じゃロシアの箱入り娘
落ちぬ噂が世界に高い
勧降書と言う付け文見ても
けんもほろろの素気無い返事
頼みに頼んだ白襷さえ
途中まで行って追い返された
今じゃロシアの箱入り娘
落ちぬ噂が世界に高い
今じゃロシアの箱入り娘
落ちぬ噂がよし高いとも
昔落とした馴染みじゃもの
今度落さにゃ男が立たぬ
落ちぬ靡かぬ名代の娘
日本男子が落として見しょう
恋の邪魔するクロパトキンが
沙河の向こうでもじもじする内
こっちゃお先へもうお正月
屠蘇の機嫌で口説いて見たら
落ちぬ靡かぬ名代の娘
まともころりとつい落された
西施楊貴妃の生まれた親の
自慢娘の旅順じゃけれど
昔口説いてつい落ちたのを
いつか忘れて養女に行って
今じゃロシアの箱入り娘
落ちぬ噂が世界に高い
鉄条網の八重の関据え
掩蓋深く姿も見せず
水門口から忍んで行けば
探海灯の目で脅しつけ
今じゃロシアの箱入り娘
落ちぬ噂が世界に高い
勧降書と言う付け文見ても
けんもほろろの素気無い返事
頼みに頼んだ白襷さえ
途中まで行って追い返された
今じゃロシアの箱入り娘
落ちぬ噂が世界に高い
今じゃロシアの箱入り娘
落ちぬ噂がよし高いとも
昔落とした馴染みじゃもの
今度落さにゃ男が立たぬ
落ちぬ靡かぬ名代の娘
日本男子が落として見しょう
恋の邪魔するクロパトキンが
沙河の向こうでもじもじする内
こっちゃお先へもうお正月
屠蘇の機嫌で口説いて見たら
落ちぬ靡かぬ名代の娘
まともころりとつい落された
生きては敵を恐れしめ
死しては軍の神となる
広瀬中佐の功名は
武人の鑑国の花
敵港封鎖の企に
率先したる鬼中佐
威風は懦夫を起たしめて
軍気天地に振いたり
死すとも七度生れ来て
敵亡ぼさんの志
遂ぐべき時節は来たれりと
笑いて上る船の上
弾丸飛べども事とせず
沈みかかれる船橋に
忘れし刀を取りに行く
中佐の満身ただ肝か
昔は屋島の戦いに
近付く敵船切り抜けて
弓取り帰りし義経が
武勇もこれにはよも増さじ
杉野杉野と三度まで
尋ねて巡る福井丸
はや船体は傾きて
甲板潮に浸り行く
せんかたなさに乗り移る
小舟目指して来る弾丸に
あなや中佐は撃たれたり
屍は海に沈みたり
肉一片を形見にて
天晴れ名誉の戦死せし
中佐は再び帰らねど
雷名轟く五大洲
知るも知らぬも皆惜しむ
嵐の前の花花
英名千古に芳しき
中佐は武夫の名に恥じず
死しては軍の神となる
広瀬中佐の功名は
武人の鑑国の花
敵港封鎖の企に
率先したる鬼中佐
威風は懦夫を起たしめて
軍気天地に振いたり
死すとも七度生れ来て
敵亡ぼさんの志
遂ぐべき時節は来たれりと
笑いて上る船の上
弾丸飛べども事とせず
沈みかかれる船橋に
忘れし刀を取りに行く
中佐の満身ただ肝か
昔は屋島の戦いに
近付く敵船切り抜けて
弓取り帰りし義経が
武勇もこれにはよも増さじ
杉野杉野と三度まで
尋ねて巡る福井丸
はや船体は傾きて
甲板潮に浸り行く
せんかたなさに乗り移る
小舟目指して来る弾丸に
あなや中佐は撃たれたり
屍は海に沈みたり
肉一片を形見にて
天晴れ名誉の戦死せし
中佐は再び帰らねど
雷名轟く五大洲
知るも知らぬも皆惜しむ
嵐の前の花花
英名千古に芳しき
中佐は武夫の名に恥じず
作詞 巌谷小波
作曲 小山作之助
神州男子数あれど
男の中の真男子
世界に示す鑑とは
広瀬中佐の事ならん
既に一度死を期して
旅順封鎖に向かいしが
事意に満たぬ無念さは
再び結ぶ決死隊
もとより君に捧げし身
妻も迎えず子も持たず
父の写真と兄の文
これぞ肌の守りなる
かかる暁将上にあり
下に弱卒などあらん
兵曹杉野なかんずく
中佐が無二の股肱たり
上下心を一にして
入るや虎穴の奥深く
その大任は船底に
積める石よりなお重し
探海灯は稲妻か
水雷はげに雷か
中を怯まず悠々と
入るや名に負う鬼中佐
かくて任務を果たせしが
我が兵曹はいかにせし
姿も見えず影も無し
哀れ杉野は撃たれしか
杉野はいずこ兵曹と
呼べど答えは荒波の
木魂と響く砲弾の
船に砕くる響きのみ
三度求めて三度得ず
かくては君も危うしと
促されつつ本意無くも
小船に移り乗らんとす
折しもあれや轟然と
耳を劈く敵弾は
血煙船に立ち込めて
中佐の姿ははやも無し
五尺の体の名残なる
ただ一寸の肉叢は
忠傑義傑侠傑の
千古に朽ちぬ宝ぞや
あな勇ましの軍神
七度人と生まれ来て
我が帝国を守るらん
あな勇ましの軍神
作曲 小山作之助
神州男子数あれど
男の中の真男子
世界に示す鑑とは
広瀬中佐の事ならん
既に一度死を期して
旅順封鎖に向かいしが
事意に満たぬ無念さは
再び結ぶ決死隊
もとより君に捧げし身
妻も迎えず子も持たず
父の写真と兄の文
これぞ肌の守りなる
かかる暁将上にあり
下に弱卒などあらん
兵曹杉野なかんずく
中佐が無二の股肱たり
上下心を一にして
入るや虎穴の奥深く
その大任は船底に
積める石よりなお重し
探海灯は稲妻か
水雷はげに雷か
中を怯まず悠々と
入るや名に負う鬼中佐
かくて任務を果たせしが
我が兵曹はいかにせし
姿も見えず影も無し
哀れ杉野は撃たれしか
杉野はいずこ兵曹と
呼べど答えは荒波の
木魂と響く砲弾の
船に砕くる響きのみ
三度求めて三度得ず
かくては君も危うしと
促されつつ本意無くも
小船に移り乗らんとす
折しもあれや轟然と
耳を劈く敵弾は
血煙船に立ち込めて
中佐の姿ははやも無し
五尺の体の名残なる
ただ一寸の肉叢は
忠傑義傑侠傑の
千古に朽ちぬ宝ぞや
あな勇ましの軍神
七度人と生まれ来て
我が帝国を守るらん
あな勇ましの軍神
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