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陸・海軍礼式歌
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輝く朝日の旗押し立てて
繰り出す隊伍の喇叭の響き
さすがに整う我が陸軍の
光はたちまち海外までも
いや照り渡りて誉れはここに
新高山とぞ世に仰がるる
一朝国家に事ある時は
命を捧げて進めや兵士

武勇も優れて情も篤き
日本男児の潔き名を
仮にも汚さん振る舞いあらば
桜の花よと誰歌うべき
忠孝仁義は暫しの程も
身を放たじといざ心して
一朝国家に事ある時は
命を捧げて進めや兵士

硝煙弾雨の乱るる中も
鉄条網さえ張りたる野辺も
烈しく突っ込め指図のままに
決死はもとより予ねての覚悟
これぞ我が国勇士の鑑
誉れは万世その名は八千代
一朝国家に事ある時は
命を捧げて進めや兵士

築きに築きしその城塁も
備えに備えしその大砲も
何かは頼まん頼むは一つ
我が国愛する我が軍人の
義を見て引かざる雄々しき心
これこそ東洋平和の守り
一朝国家に事ある時は
命を捧げて進めや兵士
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作詞 山本盛重

義を見て勇むますらおの
心の内ぞゆかしける
屍は野辺に晒すとも
玲瓏の月は清く照り
芳名長く後の世に
聞かずや高く歌わるる
ブレドー旅団の襲撃を

ああ見よ独の軍団は
数倍の敵を支えつつ
退くに退かれぬ梓弓
命の弦は危うくも
怒濤の内に包まれん
ただ天運に任せつつ
危機一髮のこの苦戦

友軍の急救うべく
頼むは騎兵旅団のみ
さわ言え神にあらぬ身の
矢玉飛交う只中に
いかで望みを果たすべき
進めば死すと知りつつも
友軍の急捨て難し

虚空を翔ける天竜も
雲を得ざれば力無し
今たけなわの戦いを
よそに眺めて切歯せし
九百の騎兵図らずも
進撃の命今受けて
勇み立つこそ健気なれ

轟き落つる迅雷か
渦巻き返す旋風か
見よ陣頭に現れて
剣電空にひらめきつ
天に嘶くその様は
げにこそ軍の華なれや

両軍環視のその中に
栄えある駒を躍らせつ
敵前線の鉾先は
我が身に今や集まりぬ
榴霰弾や小銃火
頭上に裂くる凄まじき
面を向けん方も無し

時々刻々に敵弾は
勇士を地下に送り行く
無情と言うも愚かなり
屍を乗り越え乗り越えつ
剣電弾雨ものかわと
剽悍決死の騎兵団
ああ凄惨の襲撃よ

悲惨の極みは血の涙
飛び来る弾丸は心無く
数多の勇士撃ち斃し
主無き馬の走るあり
身はまだ傷を負わざるに
馬の斃れて友軍の
蹄の露と消ゆるあり

戦友前後に斃るれど
救わん術も暇も無し
刺馬輪の力続くまで
ただ一時も速やかに
敵の陣地に斬り込まば
仇を報いん思うまま
我が駒勇め今暫し

襲え襲えの号令に
岩より固き肉弾は
高く蹴上げし砂塵をば
後に残して雷のごと
鉄蹄強く地を蹴って
喊声山も裂けんとす
ああ痛快の襲撃よ

敵の歩兵は難無くも
突破し去りて砲兵の
陣地を襲い思うまま
奪う敵砲数十門
遮る敵を蹴散らしつ
斬撃突刺我が物ぞ
我が太刀奮え今ぞ今

塵と煙に包まれし
修羅の巷は幕の蔭
絶叫怒号恐ろしく
微かに光る剣電は
今や騎兵の全勝と
わきに見る目も知られける
ああ壮快の襲撃よ

勝ちに誇りし騎兵団
逃がるる敵を追い撃ちつ
縦横無尽に踏み躙り
当るを得手と切り払い
敵兵等しく平伏しぬ
成功いかにと気遣いし
騎兵の任務達したり

仏全軍は敵ながら
ブレドー旅団の勇壮に
感激しつつ攻撃を
緩めし暇に独軍は
僅かに虎口を逃れたり
旅団はついに三万の
我が友軍を救いたり

成功とても望み無き
死地に我が身を乗り入れて
友軍の急救いたる
ブレドー旅団の勲功は
神人共に感ずなり
げにこそ軍の華なれや
げにこそ軍の華なれや
作詞 大和田建子
作曲 小山作之助

千引の岩は重からず
国家に尽くす義は重し
事あるその日敵あるその日
降り来る矢玉のその中を
冒して進みて国の為
尽くせや男児の本分を
赤心を

髪一筋も軽からず
国家に捨つる身は軽し
嵐の枕氷の褥
千辛万苦のその中を
凌ぎて努めて君の為
捧げよ男児の一身を
身命を
作詞 菟道春千代
作曲 山本銃三郎

君の勅命を畏みて
仇なす戎夷討たんとて
外国指して渡り行き
勲を立てて帰り来ば
金鵄勲章賜りて
誉れは胸に輝かん

八重の潮路を乗り越えて
外国までも渡り行き
仇なす戎夷討ち破り
勲を立てて帰り来ば
金鵄勲章賜りて
誉れは胸に輝かん

鉄も溶けん暑き日も
月も凍らん寒き夜も
奮い戦い言向けて
凱歌歌い帰り来ば
金鵄勲章賜りて
誉れは胸に輝かん
作詞 菊間義清
作曲 山田源一郎

地の利占めたる要害も
東北男児に囲まれて
などか二夜と支うべき
やがて傾く歩月楼

ここを先途と敵兵は
城を固めて死を決し
銃砲弾丸蒔くごとく
間無く隙無く討ち出だす

煙の中を掻い潜り
手斧翳して進み行く
勝り劣らぬますらお
白坂・松倉両兵士

鎖して堅き楼門に
大喝一声振り上げて
扉の真中砕けよと
打ち込む斧の音凄く

飛び来る弾丸は白坂の
頭をはたと貫けり
また来る弾丸は松倉の
胸板深く劈けり

玉の緒絶えて倒れしも
血走る眼見開きて
斧は放たず握り締め
なおも楼門睨みたり

ああ勇ましき白坂や
勇士に恥じぬ働きぞ
ああ勇ましき松倉や
勇士に背かぬ討ち死にぞ

この勇ましき討ち死には
血潮に染まる斧の上の
朽ちせん世まで語り継ぎ
軍人亀鑑と仰がれん
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