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陸・海軍礼式歌
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作詞 竹内俊子
作曲 上原げんと

御先祖様から頂いた
日本男児のこの血潮
黒潮越えて行くからは
無駄にはしませんお母さん
待ってて下さい勝鬨を

産声上げたその日から
父が教えた教訓は
男と生まれて来たからは
一度は着せたいあの戎衣
武人の鑑となってくれ

太平洋の真ん中で 
敵の艦船沈めたは
俺が放したあの魚雷
戦果の影に父母よ
貴方の力があったのだ

戦い勝って戦友と
仰ぐ御稜威の軍艦旗
君の御稜威を思う時
日本に生まれた喜びに
熱い血潮が湧いて来る
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作詞 清水みのる
作曲 利根一郎

雲が流れる遠い空
湖畔の風に小休止
母の便りを紐解けば
筆に懐かし故郷訛り

今日も幾キロ来たのやら
汗の滲んだ仮名文字に
忠義の文字ははっきりと
後れ取るなの声を聞く

故国離れて南海の
空も遥かに偲ぶ丘
母さん必ずやりますと
固く誓って睨む敵陣

千里山野を踏み越えて
今高原の星の下
幾度読んだ便りやら
胸に畳んでまた進む
作詞 青芝港二
作曲 山口保治

挙がる勝鬨職場で聞いて
嬉し涙の顔と顔
永の丹精で仕上げた甲斐よ
戦車天晴れこの戦果この戦果

聞くも勇まし戦地じゃ友が
またも肉弾体当たり
武器で後れをとらせてなろか
握るハンマーの力瘤力瘤

燃ゆる青春祖国に捧げ
何の夜業が徹夜でも
産業戦士は休んでなろか
私の代わりは誰がする誰がする

火花散らして玉の汗拭いて
生産街道まっしぐら
力一杯築こじゃないか
希望花咲く大亜細亜大亜細亜
作詞 門田ゆたか
作曲 佐々木俊一

艦は出て行く煙は残る
残る煙を置き土産
故郷遥かに白波蹴立て
八重の潮路を出で発つ人に
振るう日の丸今朝の空

港潮風鴎が歌う
海は青空日本晴れ
何ぞ餞祝いは無いか
せめて笑顔で見送る艦が
遠くなります波の上

明日は南か珊瑚の島か
波の花咲く海の果て
船の行く手に想いを懸けりゃ
なぜか燃えます私の心
沖で汽笛が晴れ晴れと
作詞 坂本正雄
作曲 大久保徳二郎

世紀の誉れだ雲に鳴る
汽笛の音も高らかに
挙げた勲だ日本の
誇りだ御国の大鉄路
皇御民の血に燃えて
海の底さえ汽車は行く

銃後だ戦だ汗みどろ
きっと勝ち抜く意気込みに
添える誠だ新鋭の
兵器だ轟くこの車輪
皇御民の血に燃えて
海の底さえ汽車は行く

亜細亜の夜明けだまっしぐら
進む先駆の日の丸に
送る光だ百万の
味方だ我等の輸送陣
皇御民の血に燃えて
海の底さえ汽車は行く
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