陸・海軍礼式歌
陸・海軍礼式歌
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2024/11/25 (Mon)
広野の開発
作詞 土岐善麿
作曲 乗松昭博
晴れたり今日も暁の
空遥々と明け行けば
胸を開きて吸う息の
千里の広野風渡る
光は正に東より
かしこに響くトラクター
ここに嘶く馬の声
呼べば応えて心より
心に通う歓喜は
見よ土塊も躍るかな
地上に汗を注ぎては
四方の緑輝かに
一粒の麦枯れずして
無限の宝地下にあり
処女地の愛はただ深し
ああ我ながら逞しき
腕の肉の隆々と
若さ命は盛り上がれ
地平の果てに湧く雲が
民族の意気宛らに
今ぞ新たに打ち建てん
東亜の平和眼の前に
剣を執るのもその為ぞ
鍬を振るうもその為ぞ
祖国の恩に報ずべく
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2007/12/04 (Tue)
1940(昭15)
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軍靴千里
作詞 山崎正
作曲 飯田三郎
大君に召されたその日から
履いて馴染んだこの靴よ
越えて来た山川よ町
思えや千里の戦線だ
暫し憩いの小休止
脱いだ軍靴を手に取れば
数え切れない接ぎの跡
一つ一つが懐かしや
それにつけても昨日まで
破れ軍靴を共々に
縫うて進んだ戦友の
今日の最期の美しさ
俺も負けずに頑張って
逃げるあの敵どこまでも
破れ軍靴で蹴散らして
花と散りたいこの心
2007/12/04 (Tue)
1940(昭15)
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▲
いとしあの星
作詩 サトウハチロー
作曲 服部良一
馬車が行く行く夕風に
青い柳に囁いて
愛しこの身はどこまでも
決めた心は変わりゃせぬ
暗いランプの灯の影で
便り書くのも懐かしや
愛し返事は何とする
母も行くよと来るかしら
驢馬の鳴くのに起こされて
窓を開ければ朝の星
愛しあの星あの瞳
今日の占い何と出る
夢で見た見たいつかの夜
夢で話したその人は
骨も命もこの土地に
皆埋めよと笑い顔
2007/12/04 (Tue)
1940(昭15)
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銃後の日本大丈夫
作詞 陸名一雄
作曲 名倉晴
後を頼むとますらおが
召されて征ったあの日から
貴方の役はこの私
妻の務めに今朝もまた
強い力が溢れます
国の銃後は大丈夫大丈夫
強い貴方の血を継いだ
愛し我が子の笑い顔
日毎見る度思う度
銃後を護る一筋の
熱い血潮が滾ります
留守の我が家は大丈夫大丈夫
赤い銃後の玉襷
固く心に引き締めて
我が家の誉れ身の誉れ
飽くまで護る私達
皆覚悟は出来てます
長期戦でも大丈夫大丈夫
父や我が子や兄弟を
国に捧げた天晴れな
誉れの家に感謝して
一億民が手を握り
共に励まし助け合う
銃後の日本大丈夫大丈夫
2007/12/04 (Tue)
1939(昭14)
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世界一周大飛行の歌
作詞 橋本国彦
国を埋めた日の丸の
歓呼の中に羽ばたいて
我がニッポンはまっしぐら
六万キロの空を飛ぶ空を飛ぶ
広い海原雲の峰
越えつつ巡る五大州
我がニッポンは逞しい
翼で強く抱くのだ抱くのだ
荒ぶ吹雪と熱風の
大洋二つ飛び越えて
我がニッポンの行く彼方
大空晴れて虹を呼ぶ虹を呼ぶ
遠く故国を幾千里
異郷に暮らす同胞も
我がニッポンを仰ぎ見て
君が代高く歌うのだ歌うのだ
銀の翼に陽を受けて
世界を結ぶこの使命
我がニッポンは高らかに
勝鬨揚げて帰るのだ帰るのだ
2007/12/04 (Tue)
1939(昭14)
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