陸・海軍礼式歌
陸・海軍礼式歌
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2024/11/26 (Tue)
部隊長と兵隊
作詞 佐藤惣之助
作曲 飯田景應
微かに聞こゆる銃声は
敵か味方か夜は暗し
疲れちゃいるが頼むぞと
歩哨に出した我が部下の
安危はどうかと目が冴える
あれ見らうちの隊長は
人情深くて豪傑で
僕等の優しいお父さん
貴方の為なら喜んで
皆の命を捧げます
九江安慶既に陥ち
またも元気な進軍だ
こんな良い部下持つワシは
日本一の果報者
心に感謝が溢れとる
思えば昨日の激戦に
倒れた僕を抱き起こし
傷は浅いぞ続けとて
水筒の水を下された
あの感激を忘らりょか
漢口指していざ進め
隊長殿よ我が部下よ
今日こそ名誉の決死隊
皇軍将士の精神は
歴史と共に輝くぞ
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2007/12/04 (Tue)
1938(昭13)
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前進
作詞 東辰三
作曲 東辰三
敵にとっては関ヶ原
名立たる城塞目指しつつ
行く手睨んで砂噛んで
進む広野の強行軍
両目やられた戦友は
せめて城壁触らせて
くれよと頼と手を合わせ
行李と一緒にやってくる
今日もまた遭う飛行機は
報道任務の単葉機
銃後はどんなか大丈夫か
四方山聞きたく仰ぎ見る
君に捧げたこの命
今まで散らさず来たけれど
いよいよ近いかその時が
この頃我が子の夢ばかり
敵に止めを刺すまでは
山越え河越え海越えて
奥地奥地へひた押しに
刻む正義の足の跡
2007/12/04 (Tue)
1938(昭13)
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戦線夜情(雲か煙か長城か)
作詞 佐藤惣之助
作曲 大村能章
雲か煙か長城か
黄昏遠き幾山河
戦い止んで城壁に
今宵七日の月細し
城郭に登りて見渡せど
戦線十里敵も無く
夜風にそよぐ高梁に
戦友が歩哨の影法師
遠く聞こえし吟声も
いつしか止んで秋風に
更けゆく西の空遥か
哀れ一棹雁の声
2007/12/04 (Tue)
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おじさんありがとう(傷痍の軍人に捧ぐ)
作詞 土岐善麿
作曲 中山晋平
御国の為にお手柄立てて
敵の砦に日の丸を
立てたおじさんお傷はいかが
おじさんおじさんありがとう
戦地はどこよ南か北か
聞けば聞く度勇ましい
もっとお話して下さいな
おじさんおじさんありがとう
お胸の上の記章を見れば
鉄の兜の軍神
飾るおじさん名誉の印
おじさんおじさんありがとう
国を護った傷兵守れ
おじさん元気なお仕事の
手にも足にも皆なりましょう
おじさんおじさんありがとう
野にも山にもお船も空も
万歳万歳勝ち戦
進め進めや歓呼の中に
おじさんおじさんありがとう
2007/12/04 (Tue)
1938(昭13)
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広東攻略の歌(バイアス湾の朝ぼらけ)
作詞 松島慶三
作曲 鹿倉丑松
バイアス湾の朝ぼらけ
どっと揚がれる吶声は
海を覆いて攻め寄する
我が皇軍の上陸ぞ
弦月西に傾きて
潮打ち騒ぐ湾頭に
早くも立つる日の御旗
大空制す海軍機
電光石火疾風の
野辺を掩いて行くがごと
東に北にまた西に
見よ精鋭は進み行く
慌てふためく敵軍を
ただ一撃に打ち破り
東州県も攻め取りて
広九線は遮断せり
炎熱今は何のその
目指す広東幾百里
空荒鷲の羽ばたきに
広野無人の追撃戦
上陸以来旬日の
日数も経たぬこの夕べ
先鋒巳に衝いている
凱歌に震う広東城
ああ西南の要衝と
誇る敵地も攻め取りぬ
漢口今何物ぞ
白雲山に雲早し
2007/12/04 (Tue)
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