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陸・海軍礼式歌
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作詞 野口雨情
作曲 佐々紅華

西は大陸欧路に続く
赤き太陽の落ち行く所
広獏果て無き南満州の
遼東半島は祖国の前衛

見よや大連埠頭の水を
一葦帯水東は祖国
怒涛天撲つ玄界灘も
月は御空のシャンデリア

不正は討つべし正義は強し
祖国光栄あれ我等は前衛
胸は高鳴る大地に響く
天馬空行け翼も躍る
昨日の友は今日影も無し
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作詞 服部混成旅団

山渓々に木魂して
凱歌は闇を震わしぬ
勝ちしと思う歓びも
斃れし戦友を偲ぶ時
血潮は湧つ敵の惨

呼べど帰らぬ遺骸を
囲みて今宵夜もすがら
尽きぬ名残を惜しむかな
眠れ我が友安らかに
ああ戦いは勝ちにけり

炎は移る枯柴に
火群が中に照り出でし
戦友が棺を眺めては
生き残る者声呑みて
熱き涙に咽ぶかな

我がますらおは今ぞ今
炎は天に輝きて
勲功も高き亡き友の
英魂天に帰る夜か
月下の陣に音絶えぬ

友の葬りの夜は更けて
澄み極まれる空の下
敵が據りにし長城は
山越え走り嶺伝い
月の下日に浮き出でぬ

ああああ今宵我等のみ
生きて想えば一年を
東辺道の賊を撃ち
大興安の嶺越えて
幾度敵と戦いし

勇ましかりし面影は
我が眼底に残れども
敵追い迫る山原に
斃れて空し遺骸は
炎となりぬ 目の当たり

ああ東に茜指す
新戦場の朝ぼらけ
立てる白木の墓標
君が遺骸を護りつつ
今日残敵を追い撃たん

眠れ戦友安らかに
ここ長城の山の上
東洋平和の国柱
燦々たりや日の光
君が名永久に言い継がん

草生す屍東の
日出ずる国のますらおは
生くるも死ぬも大君の
御楯とならん代々かけて
護れ我等が連隊旗
作詞 土井晩翠
作曲 辻順治

算を乱して逃げかかる
敵陣眺め微笑みて
江湾鎮の西の端
韓家塘の上屹然と
林連隊長立てり

たちまち下す追撃の
今に台風の吹く如く
躍りて進む予備の隊
無残や残る敵はなく
銃丸君を貫けり

古武士の姿今に見る
巌父の家訓甲斐ありて
これ文これ武兼ね修め
君国の為甘んじて
死所を求めし優れ人

つとに東亜の桂綸を
心にかけて南北
あるはシベリア雪の空
あるは吉林塵の中
思い巡らす幾年ぞ

月山高く天摩する
姿を仰ぐ庄内に
生まれし以来四十九の
春秋換えて江南の
異郷に惜しや花と散る

最期の際に連隊旗
仰ぎて部下を励まして
進め!とばかり光栄の
勝利の中に微笑みて
ああ勇士遂に逝く
作詞 植村作
作曲 幸村周太郎

非常時来たれり我等が国に
非常時非常時前代未聞の
今こそ行かめ世界の前に
堂々我等の正しき道を
日本の道を

非情時来たれり内より外より
国難国難重なり来たれり
今こそ研がめ力を併せ
奮然日本の生命の剣
精神の刃
作詞 今村嘉吉
作曲 戸山軍楽隊

江湾鎮の夜深く
月は朧に霜白し
少佐大隊は三方の
敵火を浴びて二昼夜

あるいは傷付きまた斃れ
残る将士も退かじと隊長は
巌然部下を励ませど
受けし二箇所の傷深く
いつか意識も失いぬ

覚めて辺りを見渡せば
敵の看護の床の上
矢は尽き刀折るるとも
生きて敵手にあるべきや

日本男児の名の為に
やがて死すべき身なれども
戦況つぶさに伝うべく
我に残れる責務あり

暇の世暫しと我が軍の
手に帰り来し空閑少佐
月影漏るる病床に
眠れぬ幾夜過ごしけん
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