神嘗祭

作詞　木村正辞
作曲　辻高節

五十鈴の宮の大前に
今年の秋の懸税
御酒御畠を奉り
祝ふ朝の朝日影
靡く御旗も輝きて
賑う御世こそ目出度けれ

勅語奉答

作詞　勝 安芳
作曲　小山 作之助

あやに畏き天皇の
あやに尊き天皇の
あやに尊く畏くも
下し賜えり大勅語

これぞ目出度き日の本の
国の教えの基なる
これぞ目出度き日の本の
人の教えの鑑なる

あやに畏き天皇の
勅語のままに勤みて
あやに尊き天皇の
大御心に答え奉らん

乙女の旅唄

作詞　西條八十
作曲　万城目正

涙流して忘れな草を
抱いた袂よ昔の夢よ
乙女心は勲の兄へ
今日は手向けの花を摘む

春は紫小雨の窓で
鳴いたカナリヤ昔の夢よ
乙女心は南の島を
今日は慕うて飛ぶ燕

柳散る散る銀座の並木
そぞろ歩きよ昔の夢よ
乙女心は童と唄う
楽しい都会の汽車の窓

神代この方穢れぬ国と
母が教えの輝く山河
乙女心よ護るは今ぞ
いざや勝ち抜け御戦を

米英撃滅の歌

作詞　野口米次郎
作曲　山田耕作

濤は哮る撃滅の時は今だ
空母戦艦断じて屠れ
海が彼奴等の墓場だ塚だ
海が彼奴等の墓場だ塚だ

風は咆える覆滅の時は今だ
魔翼妖鳥断じて堕とせ
雲が彼奴等の経帷子だ
雲が彼奴等の経帷子だ

草は燃える殲滅の時は今だ
鬼畜米英断じて斃せ
山が彼奴等の墓標だ墓石だ
山が彼奴等の墓標だ墓石だ

時は今だ決勝の時は今だ
興亜聖戦断じて遂げよ
御民我等の命が的だ
御民我等の命が的だ

空のふるさと

作詞　大木惇夫
作曲　服部逸郎

明日は明日はと憧れた
巣立ちの朝の楽しさよ
飛んで翔け行く大空の
行く手の雲は山川は
故郷だああそうだ夢じゃない

国に捧げた若い血が
日の丸印すこの翼
青空高く縦横に
晴れて飛ぶ日が今日ぞ来た
喜んでおくれ我が友よ

今日を名残に明日は征く
嬉しい空の戦場だ
きっと手柄を立てますと
手向けの野菊振り撒いて
故郷のおお空よいざさらば