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陸・海軍礼式歌
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作詞 西條八十
作曲 竹岡信幸

さらば別れぞ懐かしの
母校の森よ時計塔
決戦続く決戦続く
東亜の朝
学徒は今ぞ空へ行く

若き生命も花の頬も
ただ大君に捧げなん
ペン擲ちてペン擲ちて
蒼空翔る 
炎の意気を君見ずや

祖国敗れて学理無し
正義亡びて智育無し
今米英を今米英を
撃破せずば
学徒の栄誉いずこぞや

科学の叡智発揮して
醜虜に下す必中弾
光栄ある学徒光栄ある学徒
ああ高らかに
凱歌歌わん大東亜
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作詞 大木惇夫
作曲 海軍軍楽隊

ああ南溟の戦中
将帥の身を先駆けて
雲間に散るや兵のごと
ただ一将の功なりて
万骨枯ると誰か言う

大東亜戦起こる時
御言畏み逸早く
我が艦隊を率いつつ
提督山本五十六の
起つや撃滅余す無し

剛毅果敢の戦略に
たちまち屠る真珠湾
マライを震い戦かせ
ソロモン珊瑚数々の
勲は高し輝かし

南の極み北の果て
揚る凱歌や雄叫びや
げき全軍を叱咤して
その勇名は天を衝き
威風四海を覆いたり

万里の波濤蹴破りて
一度行けば帰らざる
決意は固しその歌に
言挙げせずて国負いし
この聖将に続かずや
作詞 南方軍報道部選定
作曲 古関裕而

宣戦布告この文字の
強く身に沁む感激が
この勲功を立てたのだ
やっと出せるぞ故郷へ
晴れの便りが書けるのだ

勝ったぞ遂にこの腕で
血潮の旗を打ち振った
大要塞のあの丘を
じっと涙で眺めたら
月が朧に見えてくる

攻めるぞさっと南洋の
仇なす輩必ずや
討たねばならぬこの腕に
白木の箱を抱いている
竹馬の友だ戦友だ

征こうぞ戦友よあの星が
きらめく大地ある限り
平和な世界を創る為
南方軍の意気見せて
花と咲くのだ山桜
作詞 朝倉安蔵
作曲 明本京静

突撃の号令掛かった瞬間に
やるぞと敵を睨め付けりゃ
瞼を掠めた母の顔
戦果はラジオで聴いてくれ
ヨホホーイヤッコラホーイ

敵見ゆの無電で飛び立ちまっしぐら
捨て身の爆撃やったとき
瞼を掠めた母の顔
戦果はラジオで聴いてくれ
ヨホホーイヤッコラホーイ

闇を縫い敵艦近く肉迫し
必中魚雷を放つ時
瞼を掠めた母の顔
戦果はラジオで聴いてくれ
ヨホホーイヤッコラホーイ

大砲の狙い定めて打ち掛けりゃ
破れて砕けて沈み行く
敵の脆さを見る度に
瞼を掠めた母の顔
戦果はラジオで聴いてくれ
ヨホホーイヤッコラホーイ
作詞 片桐勘蔵
作曲 服部良一

ハー
今年ゃ目出度い日本男児
ハヨイショ
生めよ殖やせや花嫁御
ハコリャ
山羊は三つ仔で兎は八ツ仔
家にゃ子宝米俵
ソレ精出せ生み出せ作りだせ
御宝音頭でヨイヨイトナ

ハー
鴉閑古鳥懸巣に鴎
ハヨイショ
小雀山雀四十雀
ハコリャ
唄じゃ負けるな鶯雲雀
皆わし等の顔馴染
ソレ精出せ生み出せ作り出せ
御宝音頭でヨイヨイトナ

ハー
卵蛙子鮒子に雛子
ハヨイショ
藪の筍土筆の子
ハコリャ
山にゃ山彦木立にゃ茸
鳴子引く子は勇士の子
ソレ精出せ生み出せ作りだせ
御宝音頭でヨイ ヨイトナ

ハー
鍬は白金稲穂は黄金
ハヨイショ
肌は赤金玉の汗
ハコリャ
腕にゃ筋金心は真金
兄さ兵隊さんで真鋼鉄
ソレ精出せ生み出せ作り出せ
御宝音頭でヨイヨイトナ
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