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陸・海軍礼式歌
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作詞 西條八十
作曲 古賀政男

待ちに待ちたる時は来た
腕が鳴る鳴る血が躍る
さあ来いアメリカさあ来い英国
正義の旗の輝くところ
ハワイの堅塁何者ぞ何者ぞ

降るよ火の雨鉄の雨
とうに覚悟は出来ている
さあ来い空襲さあ来い敵艦
一億生命を捧げるところ
烏合の敵勢何者ぞ何者ぞ

神の亜細亜を白人の
手から亜細亜を取り戻す
尊い使命だ光栄ある戦だ
八紘一宇理想の前に
汚れし米英何者ぞ何者ぞ
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作詞 西條八十
作曲 古賀政男

大詔戴いて
涙溢れる感激よ
今こそ翳せ日本刀
太平洋の荒波に

想えば永き幾十年
清き亜細亜を汚したる
かの米英の暴虐に
天憤り地も怒る

知らずや昔時宗を
生めるこの地ぞ正成の
忠勇燃ゆる火の血潮
受け継ぐ大和魂ぞ

時こそ来たれ心地よし
眉に決死の一億が
雄叫び向かう太平洋
総進軍の鐘は鳴る
作詞 野村俊夫
作曲 古関祐而

アメリカ本土爆撃
この日を待ちたる我等
祈りを上げながら聴け
鳴り出す警報を
あれはアメリカ弔う歌だ
喚き立つな最早遅い
我等は荒鷲

亜細亜の敵のアメリカ
悲鳴を吐くまでやるぞ
この日の来る時を待ち
鍛えたこの腕だ
笑って行こうぞ翼の戦友
叩きのめせ叩きつけろ
我等は荒鷲
作詞 仏印派遣軍報道部
作曲 明本京静

針路は南一筋に
進む船団堂々と
決意に砕く激浪も
俄に晴れて朝凪の
右舷に望むカムラン湾
思いを馳する日露役

砲台声無く静もりて
サンジャック岬夜の海
星を数えて甲板に
立つつわものの眉の毛を
掠めて青き燈台の
廻転光に見る陸地

海の上ゆく十五日
今遡るサイゴン河
両岸迫るジャングルや
土民の船も珍しく
指差し見ゆる森の上
大アンテナに雲高し

陸海軍の共同に
築きて固き防衛陣
東亜共栄南方の
鉄の備えに敵は無く
感激燃ゆる椰子蔭に
仰ぐ日の丸三色旗
作詞 野村俊夫
作曲 古関裕而

今大君の御姿を 
瞼に仰ぐ二重橋 
ああ感激の万歳も 
涙で詰まるこの心

光の国よ神の国 
召されて勇む民我等 
ああこの命この身体 
捧げて拝む天皇旗

露営の夢に執る鍬に 
忠義の二字の血が燃える 
ああ紅の一雫 
祖国を護る土となれ

行け行け茨踏み越えて 
御旗は進む厳かに 
ああ一輪の桜こそ 
我等の心その姿
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