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陸・海軍礼式歌
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作詞 永井建子
作曲 永井建子

露営の夢を土城子に
結びもあえず夜の霜
解けかかりたる革帯を
締め直しつつ起ち上がり
明け残りたる月影に
前を臨めば水師営
砲塁高く山々を
連ねて待てる旅順兵

待ちに待ちたるこの朝を
二十一日この朝を
最後となして我進む
砲弾雨注のその中を
硝煙地雷のその中を
縦横無下に馳け巡り
突貫なせばたちまちに
難なく落つる敵の塁

逃ぐるが勝ちと敵兵が
振り向く後ろに日本刀
前は即ち渤海の
船路操り危うくも
跡白波と落ち行けば
またも撃ち出す村田銃
窮鼠かえって猫を噛む
力もいかであらばこそ

彼が金城鉄壁と
頼みきったる砲台も
端なく落ちて傲頑の
支那も眠りや覚めにけん
夜寒を語る暁の
風心地よく翻る
御旗仰げば尊くも
大日本の旅順口
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作詞 高橋正熊
作曲 北村季晴

天は許さじ良民の
自由を蔑する虐政を
十三州の血は迸り
ここに立ちたるワシントン

ロッキー颪吹き荒れて
ハドソン湾に波騒ぎ
剣戟響き軍馬嘶く
すわ戦いの鬨の声

勝利を告ぐる喇叭の音
「邦の父」ぞと仰がれて
ミシガン湖上秋月高く
輝く君がその勲
作詞 鳥居忱
作曲 滝廉太郎

箱根の山は 天下の険 
函谷関も物ならず
万丈の山 千仞の谷
前に聳え後に支う
雲は山をめぐり
霧は谷をとざす
昼猶闇き杉の並木
羊腸の小径は苔滑か
一夫関に当るや万夫も開くなし
天下に旅する剛毅の武士
大刀腰に足駄がけ 
八里の岩ね踏み鳴らす
斯くこそありしか往時の武士

箱根の山は 天下の阻
蜀の桟道数ならず
万丈の山 千仞の谷
前に聳え後に支う
雲は山をめぐり
霧は谷をとざす
昼猶闇き杉の並木
羊腸の小径は苔滑か
一夫関に当るや万夫も開くなし
山野に狩りする剛毅の壮士
猟銃肩に草鞋がけ 
八里の岩ね踏み破る
斯くこそありけれ近時の壮士
作詞 大和田建樹
作曲 小山作之助

逆巻く波を蹴破りて
怒れる波を突き切りて
車輪を万里に進むべし
新たに世界も開くべし
我が海国のますらおよ
事業は多しいざ行けや

波も具風も黒潮も
慣れれば友よ良き友ぞ
男子生まれて海国の
民となるこそ愉快なれ
行けや開けや人の後
まだ見ぬ国の果てまでも

星は照らして空にあり
羅針は示して船にあり
氷の海に彼とても
破るに何か難からん
我が海国のますらおよ
名誉は遠しいざ進め

底には輝く珊瑚あり
波に浮かべる鯨あり
一度綱を降ろしなば
数万の富も得らるべし
実尽きせぬ海原に
版図を広めいざ民よ
作詞 不詳
作曲 不詳 

ああ夢の世や夢の世や 
思えば三年のその昔 
ただ一人なる母刀自を 
都の空に残し置き

遥かに遠き江田島に 
学びし事の夢なれや 
学びの業をなし修め 
八島艦にと乗り組し

心の中やいかならん 
舟は程なく出帆し 
千里の波路外海を 
いと安らかに航海し

清水港に止まりぬ 
思えば如月半ば過ぎ 
親しき友と上陸し 
朝陽館にと上りしが
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