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陸・海軍礼式歌
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作詞 高橋掬太郎
作曲 江口夜詩

逆巻く波を蹴散らして
万里の果てに敵を撃つ
雄叫び高し潜水艦
技は冴えたり轟沈の
凱歌に挙がる水柱

勲の数は誇らねど
一撃常に必殺の
武者振り示す潜水艦
荒ぶ飛沫に打ち笑みて
叩けば響く鉄の肝

朝焼雲に夕星に
捧ぐる命火と燃えて
敵追い止まぬ潜水艦
何の機雷ぞ爆雷の
嵐も衝かん決死行

命令一下黙々と
七つの海の底を征く
夢また厳し潜水艦
更けて浮上の甲板に
仰ぐは遥か基地の空
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作詞 米山忠雄
作曲 江口夜詩

可愛い魚雷と一緒に積んだ
青いバナナも黄色く熟れた
男世帯は気侭なものよ
髭も生えます
髭も生えます不精髭

針路西へと波また波の
飛沫厳しい見張りは続く
初の獲物にいつの日会える
今日も暮れるか
今日も暮れるか腕が鳴る

轟沈轟沈凱歌が上りゃ
積もる苦労も苦労にゃならぬ
嬉し涙に潜望鏡も
曇る夕日の曇る夕日の印度洋

昇る朝日に十字の星に
望み遥かな緑の基地よ
戦友も笑顔で待っててくれる
故郷の便りも
故郷の便りも待っている
作詞 米山忠雄
作曲 古関裕而

母艦よさらば撃滅の
翼に映える茜雲
返り見すれば遠ざかる
瞼に残る菊の花

炸弾の雨突き抜けて
雷撃針路ひた進む
眦高し必殺の
翼にかかる潮飛沫

天皇陛下万歳と
最後の息に振る翼
おおその翼紅の
火玉と燃えて体当り

雲染む屍次々て
撃ちてし止まん幾潮路
決死の翼征くところ
雄叫び高し雷撃隊
作詞 海軍雷撃隊
作曲 海軍雷撃隊

狂乱怒濤の飛沫浴び
海原低く突っ込めば
雨霰降る弾幕も
突撃肉迫雷撃隊

我が猛襲に怯えたる
敵艦隊は逃げ惑う
何ぞ逃さぬ小癪めと
疾風迅雷追い迫る

真心込めて放ちたる
魚雷は後を引き受けて
敵艦目掛けてまっしぐら
たちまち上る水柱

大轟音と諸共に
敵艦一瞬影も無し
どっと挙がる勝鬨も
嬉し涙の男泣き

暴戻不遜米英の
驕れる艦隊何者ぞ
我等捨身の体当り
向かうところに敵は無し

ああ皇国の花と咲き
七つの海に翼張り
敵を求めて幾千里
行くぞ必殺雷撃隊
作詞 佐伯孝夫
作曲 古関裕而

銀翼連ねて南の前線 
揺るがぬ守りの海鷲達が 
肉弾砕く敵の主力 
栄えある我等ラバウル航空隊

海軍精神燃え立つ闘魂 
いざ見よ南の輝く太陽 
雲に波に敵を破り 
轟くその名ラバウル航空隊

数をば頼んで寄せ来る只中
必ず勝つぞと飛び込む時は 
胸に挿した基地の花も 
にっこり笑うラバウル航空隊

沈めた敵艦墜とした敵機も 
忘れて見つめる夜更けの星は 
我に語る戦友の御霊 
勲は高しラバウル航空隊
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