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陸・海軍礼式歌
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作詞 梅木三郎
作曲 飯田信夫

銃や野砲をカメラに代えて
背嚢重く水も無し
昼に十二里 夜もまた
進む部隊と強行の
我等はニュースカメラマン

男度胸だ アイモを握り
十字砲火い背を向けて
写す味方の鬨の声
生きた戦をそのままに
報す我等はカメラマン

濡れるこの身惜しくはないが
可愛いカメラに錆がつく
包む上衣やシャツまでも
埃臭いが我慢しろ
雨は降りしく軍工路

一番乗りする勇士の姿
高く日の丸 振るまでは
地雷に身をば 砕くとも
この目で見たぞ 写したぞ
狙い定めた カメラアイ

渡るクリーク 戦車も越えて
足も泥なら顔も泥
アイモ持つ手は痺れても
傷付く勇士に肩貸して
行くぞ敵地をカメラマン
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作詞 佐伯孝夫
作曲 辻順治

大君の御稜威の限りなく
南京陥ちぬ首都陥ちぬ
万歳叫ぶ朝空に
染めし日の丸高々と
思わず咽ぶ男泣き

敵の運命今いずこ
南京陥ちぬ首都陥ちぬ
今日入城の喜びに
綻ぶ笑顔握る手の
太い指さえ頼もしく
生きていたのを不思議がる

道は遥々幾山河
南京陥ちぬ首都陥ちぬ
父母よわが子よ同胞が
掛けたる望み今果たし
東洋平和の朝ぼらけ
築く万世の平和郷
作詞 徳土良介
作曲 能代八郎

音信ありがとお母さん
僕も戦火にやつれたが
何の闘志が怯もうか
これでも一個の男子です

敵の漢口踏みにじり
見事手柄はしましたが
水も飲まずに二日半
生きて来たのが不思議だよ

写真見てくれお母さん
僕が陥した軍政府
遥かに霞む草原は
敵が死守した飛行場

手品やります歌もやる
支那の子供のあどけなさ
お手々繋いでカキクケコ
僕は先生得意です

消灯ラッパが鳴りました
僕も故郷は恋しいが
逆徒百万ある限り
進軍しますどこまでも
作詞 東辰三
作詞 東辰三

南南へ怒涛を蹴って
船足速めた我が船に
機関も俺らも張り切り通し
今度は日の丸どこに立つ

いよいよ敵前上陸だった
戦友の姿を目に浮かべ
しっかり頼むと思わず知らず
両の手合わせた船の底

機関よお前も大事だけど
恨めしかったぞ機関の番
一緒に敵地へ攻め入りたいを
じっと堪えて俺ゃ泣いた

皆元気で征ったと聞いた
そうなきゃならぬ さもあろう
昨夜頼むと笑って俺に
書置き残した戦友もある

甲板に上がれば敵地は目前
早くも轟く万歳だ
見ろよ椰子の間
朝日を受けて
輝く我等の軍艦旗
作曲 吉本光蔵

千代に八千代に栄え行く
日本よい国花の国
歌いましょうよ君が代を
日の丸翳して讃えましょ

君の御仁慈は限りなく
歓喜満つ満つ野に山に
歌いましょうよ君が代を
日の丸翳して讃えましょ

昇る朝日と諸共に
世界に輝く我が御稜威
歌いましょうよ君が代を
日の丸翳して讃えましょ

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