陸・海軍礼式歌
陸・海軍礼式歌
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2024/11/27 (Wed)
大地に歌う
作詞 神長瞭月
作曲 神長瞭月
故郷遠く大陸に
土を求めて来たものを
ただ広漠に胸打たれ
腕拱きぬ
ああ この大地我が命
思えばそれも一昔
地表を破る一本の
鍬の響きに馬鈴薯や
黄金の波果ても無し
ああこの大地 我が命
妻のモンペは褪せたれど
逞しき手は荒れたれど
弛まぬ心
今植林の芽は燃えぬ
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2007/12/10 (Mon)
1939(昭14)
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太平洋ぶし
作詞 大村正雄
作曲 八州秀章
ハァ北はシベリア
南はパラオ
中を取り持つ
中を取り持つ日の出島
ドンと来てネ
パッと散るネ
海は水兵さんの心意気
ハァ男伊達なら
荒海越えて
見せてやりたや
見せてやりたや大和魂
ドンと来てネ
パッと散るネ
海は水兵さんの心意気
ハァ散るも散らすも
御国の為に
波に任せた
波に任せたこの命
ドンと来てネ
パッと散るネ
海は水兵さんの心意気
ハァ朝日輝く
太平洋
進む浮き城
進む浮き城堂々と
ドンと来てネ
パッと散るネ
海は水兵さんの心意気
2007/12/10 (Mon)
1941(昭16)
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▲
大陸の快男児
作詞 徳土良介
作曲 能代八郎
村を出る時ゃ玉の肌
今じゃ弾傷刀傷
これが男の誇りじゃと
微笑む頬に弾の跡
亜細亜颪に晒されて
声も万夫の血が染みた
胸を叩いて夕空に
嘯きゃ虎も逃げ支度
弾も礫も飛ばば飛べ
肝は刀金の五枚張り
どんと来りゃどんと来い
無双の腕は伊達じゃない
靴を履いたままごろり寝りゃ
夢は広野を駆け巡る
天の果てまで地平まで
響けよ俺の高鼾
2007/12/10 (Mon)
1939(昭14)
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▲
大陸列車
作詞 吉田碌務
作曲 陸奥明
紅い灯火夜霧に消えて
別れ惜しんだあの娘の影が
胸に残るよ さらばよさらば
街を振り捨て広野の中を
夜行列車はただ一路
夢は覚めたよ男じゃないか
何の辛かろ地平の果てに
花よ咲け咲け さらばよさらば
走る行く手の闇から闇を
抜けて列車はただ一路
思い出したら音信もしよう
明日は堅気の大地の男
それを目指して さらばよさらば
燃ゆる希望に湧き立つ胸を
乗せて列車はただ一路
2007/12/10 (Mon)
1940(昭15)
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血染めの伝令
作詞 佐伯孝夫
作曲 中山晋平
ここは北支那前線を
消える命の気を起こし
進む血染めの伝令の
雄々し姿に風が泣く
歩む伍長は敵弾に
目撃たれて光無く
背に負いたる重傷の
一等兵が道標
二人合わせて一体の
覚束なげな身を起こし
慶頂山の逆襲を
早く味方に伝えんと
降る山原八十五
川を渡りて野辺に伏し
敵の銃弾潜りつつ
心は逸れど道遠し
孤軍闘う我が部隊
倥偬敵勢多くとも
ここが占領地帯をば
など譲らん退くまじと
衆寡無視して大和魂
武勇奮えと連絡も
絶えて空しや夜の露
長尾隊長倒れたり
次の明け方後陣に
まろび着きたる伝令は
流るる血潮に草染めて
悲壮なるかな直立し
長尾最期と一言を
告げてその場に斃れたり
身を以て任務を果たしたる
勇士悲壮や砲の音
2007/12/10 (Mon)
1937(昭12)
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