陸・海軍礼式歌
陸・海軍礼式歌
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2024/11/27 (Wed)
父は九段の桜花
作詞 梅木三郎
作曲 中山晋平
父さん僕です私です
菊の御紋のその中で
今朝は一際勲しに
輝き咲いた桜花
九段のお宮のお父さん
父さん僕です私です
母も妹も一針の
千人針の日の丸で
万歳唱えたお話を
父さん聞かせて下さいね
父さん僕です私です
戦死なされたその夜は
お月様さえ曇ったが
涙を見せぬ母さんの
諭しに誓いを立てました
父さん僕です私です
僕達誉れの父を持つ
強い日本の子供らは
皆正しく真っ直ぐに
育って御国を護ります
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2007/12/10 (Mon)
1939(昭14)
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チョコレートと兵隊
作詞 サトウハチロー
作曲 竹岡信幸
前線続く戦線に
銃執る暇も子供等を
遥かに夢に偲んでは
ようやく貯めたチョコレート
露営の夜に戦友の
誰彼からも貰ったろう
丹精込めて父さんが
送ってくれたチョコレート
一三〇〇の点数の
引き換え券も嬉しいが
我が子を思う父親の
情けが嬉しチョコレート
敵弾雨飛の戦線に
名誉の戦死遂げた灯を
御霊の前に供えれば
灯火悲しチョコレート
今は涙のチョコレート
2007/12/10 (Mon)
1939(昭14)
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▲
敵前上陸
作詞 奥野椰子夫
作曲 佐々木俊一
闇に轟く手榴弾
苛立つ胸に波高く
左舷は遂に繋がれて
敵前上陸成し遂げたり
友の屍を打ち越えて
進もう俺よと突撃の
狭霧に浮かぶ白襷
皆血飛沫に染まりたり
喉傷付きて物言えず
大君万歳の三文字を
微かに紙に綴りつつ
瞳 閉じたるますらおよ
胸に血潮は滴れど
今だ報国終わらずと
途切れ途切れの声枯れて
大君万歳も口の内
東の空は血と燃えて
見よや東亜の朝ぼらけ
祖国の歴史の鉄の戸に
永久に印せよこの凱歌
2007/12/10 (Mon)
1937(昭12)
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敵前掃海兵の唄
作詞 佐藤春夫
作曲 東辰三
チェッコ機銃の霞の下に
機雷埋めた波の上
機雷掃いは男の男
辛苦するのはせんのない
水路開かにゃ死なれない
死なれない
モップ怯みは戦の誉れ
危険なりゃこそ張りもある
どうせ皇国に捧げた命
辛苦するのはせんのない
水路開かにゃ死なれない
死なれない
捨てる命は一つっきゃないが
拾う機雷は数知れぬ
ただの一つも逃がさぬ用意
辛苦するのはせんのない
水路開かにゃ死なれない
死なれない
命惜しむじゃさらさらないが
避けて行こうぜ弾丸の雨
明日も作業が
また出来るように
辛苦するのはせんのない
水路開かにゃ死なれない
死なれない
2007/12/10 (Mon)
1939(昭14)
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転戦回顧
作詞 佐藤惣之助
作曲 細川潤一
鉄の兜に弾丸の跡
数えて見れば感無量
大陸遥か西東
思えば転戦幾度ぞ
雲に聳ゆる娘子関
斃れし戦友を背に負いて
石を掴んで戦いし
血潮も躍る思い出よ
三日四日は食もなく
泥沼続く地平線
敵前渡河に良く慣れし
愛馬も今は死したるか
月の塹壕雨の陣
征旅は進む大黄河
肌に秘めたる母上の
手紙もいつしか湿りがち
路の野菊を折り採りて
勇士の墓に手向けつつ
陥とす敵城数知れず
大雪嶺も何かある
ああ春去りて秋来たり
聖戦既に一年余
千里の空は月冴えて
モンゴル遥か霜白し
2007/12/10 (Mon)
1938(昭13)
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