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陸・海軍礼式歌
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作詞 勝承夫
作曲 安部盛

朝日と輝く 翼の日の丸
仰げば安けし 亜細亜の青空
鍛え鍛えて 揺るがぬ護り
空を制する力こそ
この決戦に勝つ力

吹雪の北支 南の灼熱
広袞万里の 空皆戦場
常に覆えよ 我等の翼
空を制する力こそ
この決戦に勝つ力

翼のますらお 桜と散り行く
日毎に烈しき 世紀の決戦
我等続かん 勲の空に
空を制する力こそ
この決戦に勝つ力

撃ちてし止まんの 生気に溢れて
生産陣営 いよいよ競う
共に励みて 造らん翼
空を制する力こそ
この決戦に勝つ力

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作詞 松島慶三
作曲 山田耕作

起てよ一億 総出陣だ
仰ぐ御稜威の旗風高く
征くぞ万里の怒涛越えて
断乎立てるぞ興亜の柱

何の米英 包囲の陣だ
忍び忍んで磨いた剣
征くぞ祖先の血は滾る
断乎破るぞ平和の敵を

国の内外 総力戦だ
心許すな前途は遠い
持場持場が 戦場だ
断乎乗り切れ この荒海を

誉れ一億 帯引き締めて
担う国運 この一戦に
燃ゆる火の玉 まっしぐら
断乎開くぞ 日本の前途
作詞 村松秀一
作曲 陸奥明

ハァ
あちらこちらに産声高く
春もうららな隣組
ソレ良い子のせっせと隣組

ハァ
抱いて背負うて育てた末は
次の日本を担わせる
ソレ良い子のせっせと担わせる

ハァ
増えて困らぬ芋蔓子蔓
苦労嬉しい親の味
ソレ良い子のせっせと親の味

ハァ
外じゃ頑固な雷様も
太鼓叩いて子守唄
ソレ良い子のせっせと子守唄

ハァ
歌も母父楽しい夕べ
月も笑顔で窓に出る
ソレ良い子のせっせと窓に出る

ハァ
可愛いおかっぱ飯事暮らし
坊主頭は戦真似
ソレ良い子のせっせと戦真似

ハァ
親が築いた亜細亜の為に
強く伸び行け日本の子
ソレ良い子のせっせと日本の子
作詞 高橋掬太郎
作曲 佐々木すぐる

森の鎮守の 拍手に
明ける日本の 青い空
力合わせた 力合わせた 鐘が鳴る
この土この幸 しっかりと
護る女の 護る女の 総襷

笠の紅緒に 鎌の手に
娘盛りを 玉の汗
皆戦地の 皆戦地の 気で励む
この土この幸 しっかりと
護る女の 護る女の 総襷

田の面田の面に さらさらと
金の波打つ 有難さ
雀追う子も 雀追う子も 声朗ら
この土この幸 しっかりと
護る女の 護る女の 総襷

しかと銃後を 引き受けて
何の手不足 気は一つ
村はいや栄 村はいや栄 国は富む
この土この幸 しっかりと
護る女の 護る女の 総襷
作詞 島田磐也
作曲 安部武雄

遠い戦地と 銃後の空を
結ぶ思いは 皆一つ
海の勇士へ 祖国の便り
何とこの胸 何とこの胸
送ろうか

日毎夜毎を 御苦労様と
偲びゃ涙が 文字になる
たった一筆 カタカナ交じり
書いた真心 書いた真心
この手紙

何は無くとも 捧げる感謝
これが銃後の 御奉公
慰問袋を 送ろじゃないか
届きゃ人形も 届きゃ人形も
物を言う

戦地思えば 眠れぬ幾夜
さぞやさぞやも 胸の中
国の御楯の 水兵さんを
拝みたいよな 拝みたいよな
気持ちです

大君に捧げた ますらお心
燃やす力も 銃後から
呼べば応える 一億民が
滾る血潮の 滾る血潮の
後ろ楯

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