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陸・海軍礼式歌
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作詞 外山正一
作曲 山田源一郎

朝日に輝く日の丸の旗
ひらめく皇国の軍艦共よ
千島の果てより沖縄までも
開闢この方異国の敵に
一度も今まで汚されざりし
尊き海岸守れや守れ
敵の軍艦幾百あるも
千尋の底へと沈めてしまえ

亜細亜に又なきこの島国に
天の恵みで生まれし者は
幼き時より海には慣れて
暴風も恐れず波にも怖じず
我をば攻めんとする者あらば
武勇を振るい怒涛の中に
寄せ来る敵艦幾百あるも
千尋の底へと沈めて見せん

風吹き波立つ嵐の時も
国家の為には沖へと出て
命を惜しまぬ日本男児
何ぞや恐れん敵の軍艦
波をば枕に死ぬるも覚悟
君あり国あり又墳墓あり
寄せ来る敵艦幾百あるも
千尋の底へと沈めて見せん

折りしも海風吹き起くる
大筒小筒のその音に
旅順口の戦いか
渤海湾の争いか
行けやいざ行けいざ兵士
いざとく行けやいざ兵士
一度も今まで穢されざりし
貴き海岸守れや守れ
寄せ来る敵艦幾百あるも
千尋の底へと沈めてしまえ

弱き船にて大海渡り
異国の海岸荒らして回り
鬼海なるぞと呼ばれし者は
大胆不敵の汝の祖先
彼より受けたる武勇を以て
天晴れ守れや我が神国を
寄せ来る敵艦幾百あるも
千尋の底へと沈めて見せん

水雷大砲鋼鉄艦を
自由に扱う非凡の手練
皇国に仇なす敵のあれば
万里を隔てる国なりとても
一々汝の力で懲らし
国旗の威厳と天下に示せ
寄せ来る敵艦幾百あるも
千尋の底へと沈めてしまえ
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