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陸・海軍礼式歌
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作詞 古谷玲児
作曲 米山正夫

空は青空緑の風に
開拓く大地の共稼ぎ
見交わす瞼微笑む二人
おお大陸に溢れる歓喜

坊や背負うて野山に立てば
可愛いや羊の子守唄
見交わす瞼微笑む二人
おお大陸よ第二の故郷

鍬を持つ手に夕陽が燃える
地平遥かな鐘の音に
見交わす瞼微笑む二人
おお大陸の土の香懐かし

春は楽しや二人の大地
鳥も歌えば花も咲く
見交わす瞼微笑む二人
おお大陸に希望は躍るよ
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作詞 久保田宵二
作曲 天池芳雄

お空は朗らかに晴れて
並木の緑に朝の風
私は会社のタイピスト
タイプタイプタイプ
嬉しい
コピーコピーコピー
好きだわ
私は働く事に決めた
お嫁の話なんかまだよ

ちっとも寂しくなんかないわ
命のあるよなABC
叩けば乙女の夢心
タイプタイプタイプ
嬉しい
コピーコピーコピー
好きだわ
私は働く事に決めた
お嫁の話なんかまだよ

帰ればお母さんと二人で
顎髭伸ばした兄さんの
戦線便りに花が咲く
タイプタイプタイプ
嬉しい
コピーコピーコピー
好きだわ
私は働く事に決めた
お嫁の話なんかまだよ
作詞 中山正男
作曲 古関祐而

道は遥かに南京へ
行く手を急ぐつわものの
胸に刻んで忘られぬ
あの日戦死の中隊長
父と頼んだ岸大尉
恨みは残る催家宅

欅の下に亡骸を
収めて進む中隊に
御霊はなおも留まりて
さあ征け征けの号令が
耳に聞こえる目に見える
中隊長の戦闘帽

クリーク越えて野を過ぎて
目指す南京敵の首都
導く御霊続く部下
一番乗りを我が手にと
鉄の結びに血の誓い
疲れも傷も何のその

遂に迫りし光華門
敵の備えの門堅く
火花も青き鉄条網
雨と注げる鉄砲下
肉弾続く肉弾に
残れる戦友は幾たりぞ

負いて怯まぬ敵勢に
弾薬尽きて石を投ぐ
城門死守の夜は明けて
世紀の朝の日章旗
一番乗りの岸隊の
誉れと共にはためきぬ
作詞 佐藤惣之助
作曲 佐藤長助

激戦果てし草山の
鉄条網は千切れ飛び
砲車も砕け散る蔭に
寂しき春を咲き匂う
ああ紅の花一つ

祖国の為に流したる
勇士の血潮か雛罌粟か
町から帰るクーニャンか
馬車から降りて嬉しげに
純情込めて胸に摘む

流るる風よ白雲よ
ああ戦線は花咲けど
興亜の春が来るまでは
あの山遥か進もうよ
作詞 大同正
作曲 細川潤一

見たよ故郷の初便り
嬉し涙が嬉し涙が
ほろり出た

越えて国境幾千里
男泣かせの男泣かせの
風が吹く

残る微かな銃音に
明日の戦を明日の戦を
夢に見る

覚めて故郷の妻や子の
積もる話に積もる話に
夜も更ける
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