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陸・海軍礼式歌
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作詞 横山隆一
作曲 古賀政男

南十字の 星影消えて
椰子の梢に 日の丸掲げ
仰ぐ銀翼 ジャワ娘

嫁入り支度の 更紗を染めて
ジョクジャの可愛い 耳輪
首を傾げりゃ 鳥の声

月の光の 溢れる中を
ガメラン便りに サロンも軽く
今宵も踊ろう ジャワ娘
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作詞 勝承夫
作曲 東辰三

北斗の空に垂れ込めし
暗雲遥か望み見て
誰か泣かざる者やある
忘るるなかれこの悲壮
忘るるなかれこの至誠

アッツの島を護りたる
忠烈無比のつわものは
海陸空に十倍の
敵を支えて十八日
弾丸今は撃ち尽くす

これまでなりと突撃の
最後の命の下る時
傷病兵はそれぞれに
七生報国誓いつつ
自決し果てし潔さ

「他に策無きに非ざるも
万一を僥倖し武人の名を
汚すべきに非ず」
ああこの無電打ち終えて
莞爾と死地に衝き入りし
軍神山崎部隊長

今皇国のつわものの
真髄ここに仰ぎ見て
誰か起たざる者やある
忘るるなかれこの悲壮
忘るるなかれこの至誠
作詞 川井三吉
作曲 服部良一

マタハリヌ
チンダラカヌシャマヨ
軍艦マーチに両手を合わせ
サーヨイヨイ
坊やと見交わす
顔と顔
マタハリヌ
チンダラカヌシャマヨ

作詞 若杉雄三郎  
作曲 島口駒夫

さらばラバウルよまた来るまでは
暫し別れの涙が滲む
恋し懐かしあの島見れば
椰子の葉蔭に十字星

波の飛沫で眠れぬ夜は
語り明かそよデッキの上で
星が瞬くあの星見れば
咥え煙草もほろ苦い

赤い夕陽が波間に沈む
果てはいずこぞ水平線よ
今日も遥々南洋航路
男船乗り鴎鳥

船は出て行く港の沖へ
愛しあの娘の打ち振るハンカチ
声を忍んで心で泣いて
両手合せてありがとう

さすが男とあの娘が言うた
燃ゆる思いは操縦桿に任せ
明日の命はあの雲任せ
散って九段の若桜
作詞 杉江健司
作曲 大村能章

今日よりは
返り見なくて大君の
醜の御楯と出で発つ我は
ああ防人の昔より
御民我等の雄心は
皇国の護り富士ヶ嶺の
千古の雲と輝けり

天皇の御楯と誓う真心は
留めおかまし命死ぬとも
ああ陸海に大空に
高く雄叫ぶ軍神の
後にぞ続く我等また
万朶の花と咲き咲かん

青雲の向伏す極みの天皇の
御稜威輝く御代になしてん
ああ一億の起つ所
いかでか神風吹かざらん
困苦は物の数ならず
必ず勝たんこの戦
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