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陸・海軍礼式歌
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作詞 門田ゆたか
作曲 東辰三

勇士の被る戦闘帽
被れば胸の血が滾る
ああ大陸の曙に
門出の兄も被ってた
星の徽章の戦闘帽

朝日を浴びて戦闘帽
被れば響く弾の音
ああ激戦のその後で
日の丸高く打ち立てた
友が振ってた戦闘帽

徽章は違えど戦闘帽
被れば同じ血が通う
ああ決戦の今日昨日
務めの父も被ってる
姿凛々しい戦闘帽

勝ち抜く意気の戦闘帽
被ればなぜか湧く力
ああ皇国に身を捧げ
桜の花と咲いて散る
大和男子の戦闘帽
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作詞 高田信一

湧き立つ潮高らかに
玉と砕ける波頭
神代ながらの日が昇る
海で鍛えた男なら
船は我が家だ故郷だ

鴎の唄に送られて
波を枕の幾昼夜
八重の潮路を乗り越える
高いマストにはためくは
光る御旗だ日の丸だ

尊い任務負うからは
散って悔い無きこの体
北に南に幾万里
燃ゆる砲火に爆撃に
晒す命だ敢闘だ

七度生まれ報国の
誠捧げん時来たる
撃たで止まじの決戦に
匂う舳の潮風に
挙げる凱歌だ勝鬨だ
作詞 サトウハチロー
作曲 古賀政男

カボチャ作ろうよ作ろうよカボチャ
カボチャはゴロゴロ愛嬌者よ
がっちりしていてとぼけた姿
食べて美味いしお腹は張るし
何が何でもカボチャを
カボチャを作ろう

古い言葉で申そうならば
何が南京唐茄子南瓜
軒先作りでぶらりと下がりゃ
疲れ消え失せ涼風吹くぞ
何が何でもカボチャを
カボチャを作ろう

立木作りに石垣作り
垣根作りとどこにも出来て
一家揃って夕餉の膳に
夏はカボチャにそれ舌鼓
何が何でもカボチャを
カボチャを作ろう
作詞 西條八十
作曲 服部良一

乙女の夢はさ緑の
波路の果て行く白い船
海を命の若人が
星を眺める雄々しの瞳

小鳥が歌う故郷を
御国を思う真心に
何の未練も断ち捨てて
君は行く行く南の空へ

乙女が待つはさ緑の
波路遥々来る便り
君が優しのペンの字に
匂う南の見知らぬ花よ

父母います故郷を
国の男子の情熱に
去りてますらお愛し君
永久に朗らか優しくおませ
作詞 牧房雄
作曲 帝国海軍軍楽隊

数を頼んで懲りずに来たか
来たかようそろ敵の艦
魚雷爆弾腹の中に抱いて
海の翼が殴り込み
ようそろようそろ殴り込み

どうせやるならでかい奴狙え
狙えようそろ敵空母
雲の上から海の上覗きゃ
撃たれて欲しいか輪型陣
ようそろようそろ輪型陣

弓矢八幡祈りを込めて
込めてようそろ必中弾
戦艦巡艦首根っこ押さえ
どんと轟沈海の底
ようそろようそろ海の底

旋回反転戦闘機が飛ぶぞ
飛ぶぞようそろ風より速い
でかい奴小さいやつ束になっておいで
一機残らず空の煙
ようそろようそろ空の煙

男一番度胸で行くぞ
行くぞようそろ敵の陣
翼一振り太平洋を越えて
アメリカ本土の爆撃へ
ようそろようそろ爆撃へ
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