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陸・海軍礼式歌
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作詞 後藤紫雲
作曲 宮島啓二

流れ流れて落ち行く先は
北はシベリア南はジャバよ
いずこの土地を墓所と定めん
いずこの土地の土と終わらん

昨日は東今日は西と
流浪の旅はいつまで続く
果て無き海の沖の中なる
島にでも良し永住の地欲し

思えば哀れ十八の春に
親の御胸を離れて来てより
過ぎ来し方を思いて我は
遠き故郷の御空ぞ恋し
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学校の先生は偉いもんじゃそうな
偉いから何でも教えるそうな
教えりや生徒は無邪気なもので
それもそうかと思うげな
ア ノンキだね

成金という火事ドロの幻燈など見せて
貧民学校の先生が
正直に働きゃ皆この通り
成功するんだと教えてる
ア ノンキだね

貧乏でこそあれ日本人は偉い
それに第一辛抱強い
天井知らずに物価は上がっても
湯なり粥なり啜って生きている
ア ノンキだね

洋服着よが靴を履こうが学問があろが
金が無きゃやっぱり貧乏だ
貧乏だ貧乏だその貧乏が
貧乏でもないよな顏をする
ア ノンキだね

貴婦人厚かましくもお花を召せと
路傍でお花の押し売りなさる
お目出度連はニコニコ者でお求めなさる
金持や自動車で知らん顔
ア ノンキだね

お花売る貴婦人はお情け深うて
貧乏人を救うのがお好きなら
河原乞食もお好きじゃそうな
ほんに結構なお道楽
ア ノンキだね

万物の霊長がマッチ箱見たよな
ケチな巣に住んでいる威張ってる
暴風雨にブッ飛ばされても
津波を食らっても
「天災じゃ仕方がないさ」で済ましてる
ア ノンキだね

南京米を食らって南京虫に食われ
豚小屋みたいな家に住み
選挙権さえ持たないくせに
日本の国民だと威張ってる
ア ノンキだね

機械でドヤして血肉を絞り
五厘の「こうやく」はる温情主義
そのまた「こうやく」を漢字で書いて
「渋沢論語」と読ますげな
ア ノンキだね

うんと絞り取って泣かせておいて
目薬程出すのを慈善と申すげな
なるほど慈善家は慈善をするが
あとは見ぬふり知らぬふり
ア ノンキだね

我々は貧乏でもとにかく結構だよ
日本にお金の殖えたのは
さうだ!まつたくだ!と文無し共の
話がロハ台でモテている
ア ノンキだね

二本ある腕は一本しかないが
金鵄勲章が胸にある
名譽だ名譽だ日本一だ
桃から生れた桃太郎だ
ア ノンキだね

議員も変なもの二千円貰うて
昼は日比谷でただガヤガヤと
訳の分からぬ寝言を並べ
夜はコソコソ烏森
ア ノンキだね

膨脹する膨脹する国力が膨脹する
資本家の横暴が膨脹する
俺のカカァのお腹が膨脹する
いよいよ貧乏が膨脹する
ア ノンキだね

生存競争の八街走る
電車の隅ッコに生酔い一人
ゆらりゆらりと酒飲む夢が
覚めりゃ終点で逆戻り
ア ノンキだね
作詞 吉丸一昌
作曲 小松耕輔

夢より淡き三日月の
大内山にかぐろいて
先の帝御車は
果ての出でましあらせらる

火砲の響き轟きて
宵闇破る一刹那
乃木大将は御後を
慕い奉りて逝きにけり

忠勇義烈の大将は
この世後の世変わり無く
天つ御国の大君の
御側離れず仕うらん

遺言十条読みて見よ
ただ責任を重んじて
三十五年のその間
死処を求めて止まざりき

私財を家に蓄えず
名誉を一人貪らぬ
清き日頃の志し
またこの内に見ずや人

日露の戦平らぎて
勝鬨挙げて帰る日も
陛下の赤子失いぬ
父老に恥ずと嘆きたり

国に尽くすは臣の道
何をか人に言うべきと
勲を誇らず謙る
気高き心見ずや人

六十四年の生涯は
日本の武士の鑑にて
終わる最期の輝きは
純美崇高極み無し

起てよもののふ武士道の
権化をここに認めずや
今し鋭心起こさずば
腰の剣に恥あらん

我が帝国の同胞よ
鬼神涙に咽ぶべき
この壮烈に勇まずば
汝の胸に血潮無し
文部省唱歌

我は海の子白浪の
騒ぐ磯部の松原に
煙棚引くとまやこそ
我が懐かしき住家なれ

生れて潮に浴して
浪を子守の歌と聞き
千里寄せ来る海の気を
吸いて童となりにけり

高く鼻つく磯の香に
不断の花の薫りあり
渚の松に吹く風を
いみじき楽と我は聞く

丈余の櫓櫂操りて
行手定めぬ浪枕
百尋千尋の海の底
遊び馴れたる庭広し

幾年ここに鍛えたる
鉄より堅き腕あり
吹く塩風に黒みたる
肌は赤銅さながらに

浪に漂う氷山も
来らば来れ恐れんや
海まき上ぐる竜巻も
起らば起れ驚かじ

いで大船に乗出して
我は拾わん海の富
いで軍艦に乗組みて
我は護らん海の国
作詞 不詳
作曲 田村虎蔵

霰の如く乱れ来る 
敵の弾丸引き受けて 
命を塵と戦いし 
三十七の勇少年 
これぞ会津の落城に 
その名聞えし白虎隊

味方は少なく敵多く 
日は暮れ果てて雨暗し 
はやる勇気は撓まねど 
疲れし身をばいかにせん 
倒るる屍流るる血 
頼む矢玉も尽き果てぬ

残るは僅かに十六士 
一度後に立ち帰り 
主君の最後に会わばやと 
飯盛山によじ登り 
見れば早くも城落ちて 
焔は天を焦がしたり

「臣子の務はこれまでぞ 
いで潔よく死すべし」と 
枕並べて潔く 
刃に伏しし物語り 
伝えて今に美談とす 
散りたる花の芳しさ
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