北氷洋の探検と
阿弗利加内部の探検は
嘗て聞きつる事なるが
三千八百有余里の
長き行路とただ一人
馬に騎り苦を凌ぎ
独乙を出でて遥遥と
露西亜の都に打ち向かい
莫斯科加森を経歴し
烏拉の嶺を打ち越えて
西比利亜内部の各地より
又も阿泰山を越え
蒙古に入り行き行きて
義爾古科に辿り出で
浦藍斯徳港より
途を転じて西の方
満州領に進み入り
吉林盛京打ち過ぎて
山海開より支那を経て
帰朝せらるる雄々しきよ
抑も旅立ちのその原因は
二十四年の五月もて
帰朝の途次は斯くせよと
参謀本部の命を受け
さてこそここに及びたれ
さてこそここに及びたれ
斯く大任を得れしは
君が体躯の健やかと
士気の猛きと各国の
言葉と通じ給えるに
因る事ぞと知れける
これや少佐が身と家の
栄のをならで帝國の
軍隊間の誉れなり
実に帝国の誉れなり
実に帝国の誉れなり
阿弗利加内部の探検は
嘗て聞きつる事なるが
三千八百有余里の
長き行路とただ一人
馬に騎り苦を凌ぎ
独乙を出でて遥遥と
露西亜の都に打ち向かい
莫斯科加森を経歴し
烏拉の嶺を打ち越えて
西比利亜内部の各地より
又も阿泰山を越え
蒙古に入り行き行きて
義爾古科に辿り出で
浦藍斯徳港より
途を転じて西の方
満州領に進み入り
吉林盛京打ち過ぎて
山海開より支那を経て
帰朝せらるる雄々しきよ
抑も旅立ちのその原因は
二十四年の五月もて
帰朝の途次は斯くせよと
参謀本部の命を受け
さてこそここに及びたれ
さてこそここに及びたれ
斯く大任を得れしは
君が体躯の健やかと
士気の猛きと各国の
言葉と通じ給えるに
因る事ぞと知れける
これや少佐が身と家の
栄のをならで帝國の
軍隊間の誉れなり
実に帝国の誉れなり
実に帝国の誉れなり
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忠勇無断の振る舞いは
福島中佐の遠征よ
嘶く駒に鞭を揚げ
過ぎし行道は白露の
鳥も声せぬ峰続き
アルタイ颪の大吹雪
寒烈肌を劈くも
折こそ繁き雨霰
炎熱骨を溶かすとも
行けど果てなき砂漠の地
蒙古の月の冴ゆる夜に
木の根を枕岩陰を
仮の寝屋と頼みつつ
人も恐れる「シベリヤ」の
猛獣群をなす中も
腰に帯せる日本刀
抜いて狼虎を払いつつ
三千五百有余里を
踏み分け越し旅衣
矢猛心の一念は
なるとならぬの二道ぞ
その一道は死ぬるのみ
乗り行く駒は斃るるも
よしや命は絶えるまで
後へは退けぬますらおが
千苦万苦の功績で
目出度い帰朝の時至り
天皇陛下に拝謁し
老若男女は寄り集い
歓迎頌歌の声高く
美名を天下に轟かし
武門の鏡と後の世に
君が誉れは国の為
君が誉は国の為
福島中佐の遠征よ
嘶く駒に鞭を揚げ
過ぎし行道は白露の
鳥も声せぬ峰続き
アルタイ颪の大吹雪
寒烈肌を劈くも
折こそ繁き雨霰
炎熱骨を溶かすとも
行けど果てなき砂漠の地
蒙古の月の冴ゆる夜に
木の根を枕岩陰を
仮の寝屋と頼みつつ
人も恐れる「シベリヤ」の
猛獣群をなす中も
腰に帯せる日本刀
抜いて狼虎を払いつつ
三千五百有余里を
踏み分け越し旅衣
矢猛心の一念は
なるとならぬの二道ぞ
その一道は死ぬるのみ
乗り行く駒は斃るるも
よしや命は絶えるまで
後へは退けぬますらおが
千苦万苦の功績で
目出度い帰朝の時至り
天皇陛下に拝謁し
老若男女は寄り集い
歓迎頌歌の声高く
美名を天下に轟かし
武門の鏡と後の世に
君が誉れは国の為
君が誉は国の為
人を斬るべし我が身をも
ただ義によりて殺すてや
二千年来遺伝せる
我が宝なる日本魂
国と君とに身を捧げ
皇国を護るますらお
見よや見よ見よ碧眼奴
日本刀は腰にあり
鞘を払えば玉ぞ散る
切れ味見せんいざ来たれ
小さき国とて侮るな
見掛けによらぬ中のみは
骨肉共に肝なりと
人に知らるる日本魂
忠義に満つる神州の
男児の数は2千万
見よや見よ見よ碧眼奴
日本刀は腰にあり
鞘を払えば玉ぞ散る
切れ味見せんいざ来たれ
国の為なり君の為
捨つる命に親も子も
忘れて知らで一筋に
いや増し励む日本魂
前兵斃うるその屍
飛び越え進む後騎兵
見よや見よ見よ碧眼奴
日本刀は腰にあり
鞘を払えば玉ぞ散る
切れ味見せんいざ来たれ
海を覆える軍艦の
煙を巻きて来たるとも
死せざる中は何のその
いかで恐れん日本魂
磨き上げたる我が腕の
続かん限り試しみん
見よや見よ見よ碧眼奴
日本刀は腰にあり
鞘を払えば玉ぞ散る
切れ味見せんいざ来たれ
汝聞かずや神功の
下りて豊臣太閤の
三韓征伐竹を破る
勢い猛き日本魂
全八道の民草は
その威その武に靡きしを
見よや見よ見よ碧眼奴
日本刀は腰にあり
鞘を払えば玉ぞ散る
切れ味見せんいざ来たれ
また聞かざるか十万の
元兵我を襲わんと
波蹴分け来る艟艨を
見て取り怒る日本魂
烈しく噴き出す具風にて
三人の外は亡せり
見よや見よ見よ碧眼奴
日本刀は腰にあり
鞘を払えば玉ぞ散る
切れ味見せんいざ来たれ
さあ来い来たれいざ来たれ
獅子諸共に鷲も来よ
ならば手柄に打て見よ
皇国を護る日本魂
兵士はいかに強くとも
剣はいかに鋭くも
見よや見よ見よ碧眼奴
日本刀は腰にあり
鞘を払えば玉ぞ散る
切れ味見せんいざ来たれ
ただ義によりて殺すてや
二千年来遺伝せる
我が宝なる日本魂
国と君とに身を捧げ
皇国を護るますらお
見よや見よ見よ碧眼奴
日本刀は腰にあり
鞘を払えば玉ぞ散る
切れ味見せんいざ来たれ
小さき国とて侮るな
見掛けによらぬ中のみは
骨肉共に肝なりと
人に知らるる日本魂
忠義に満つる神州の
男児の数は2千万
見よや見よ見よ碧眼奴
日本刀は腰にあり
鞘を払えば玉ぞ散る
切れ味見せんいざ来たれ
国の為なり君の為
捨つる命に親も子も
忘れて知らで一筋に
いや増し励む日本魂
前兵斃うるその屍
飛び越え進む後騎兵
見よや見よ見よ碧眼奴
日本刀は腰にあり
鞘を払えば玉ぞ散る
切れ味見せんいざ来たれ
海を覆える軍艦の
煙を巻きて来たるとも
死せざる中は何のその
いかで恐れん日本魂
磨き上げたる我が腕の
続かん限り試しみん
見よや見よ見よ碧眼奴
日本刀は腰にあり
鞘を払えば玉ぞ散る
切れ味見せんいざ来たれ
汝聞かずや神功の
下りて豊臣太閤の
三韓征伐竹を破る
勢い猛き日本魂
全八道の民草は
その威その武に靡きしを
見よや見よ見よ碧眼奴
日本刀は腰にあり
鞘を払えば玉ぞ散る
切れ味見せんいざ来たれ
また聞かざるか十万の
元兵我を襲わんと
波蹴分け来る艟艨を
見て取り怒る日本魂
烈しく噴き出す具風にて
三人の外は亡せり
見よや見よ見よ碧眼奴
日本刀は腰にあり
鞘を払えば玉ぞ散る
切れ味見せんいざ来たれ
さあ来い来たれいざ来たれ
獅子諸共に鷲も来よ
ならば手柄に打て見よ
皇国を護る日本魂
兵士はいかに強くとも
剣はいかに鋭くも
見よや見よ見よ碧眼奴
日本刀は腰にあり
鞘を払えば玉ぞ散る
切れ味見せんいざ来たれ
作詞 物集高見
王政復古昔日を
思えば凄し慶應の
みとせの冬の十二月
九日の日を始めにて
都の空に立ち返る
春の光もぬばたまの
世はありごんもと乱れつつ
黒白も分かぬ黒染めの
鞍馬に響く鬨の声
鎧の袖に輝くや
星の位も三台の
影薄れゆくさしざしの
暁暗き鳥羽伏見
大内山の山嵐に
錦の御旗翻し
大将軍のいでましに
勇気いや増すますらおが
軍よばいも雷を
轟き渡る修羅の道
斬りつ斬られつ阿鼻叫喚
血潮に染まる紅葉の
赤き心をとりどりに
倒れ重なる屍は
敵か味方か彼は誰れ
踏みしだきゆく戦場の
習い常なき露の身と
翳す剣の束の間も
君を忘れぬもののふの
道の果てこそ憐れなれ
天地も動く震動に
炎逆巻く淀の城
覆える雲の忽ちに
煙の末の陽炎も
消えて始まる君が代の
のどけき春にうちまどい
昔話と過ぎし世を
語りつつ酌む杯に
老いたる影も且つ見ゆる
この宴こそ楽しけれ
王政復古昔日を
思えば凄し慶應の
みとせの冬の十二月
九日の日を始めにて
都の空に立ち返る
春の光もぬばたまの
世はありごんもと乱れつつ
黒白も分かぬ黒染めの
鞍馬に響く鬨の声
鎧の袖に輝くや
星の位も三台の
影薄れゆくさしざしの
暁暗き鳥羽伏見
大内山の山嵐に
錦の御旗翻し
大将軍のいでましに
勇気いや増すますらおが
軍よばいも雷を
轟き渡る修羅の道
斬りつ斬られつ阿鼻叫喚
血潮に染まる紅葉の
赤き心をとりどりに
倒れ重なる屍は
敵か味方か彼は誰れ
踏みしだきゆく戦場の
習い常なき露の身と
翳す剣の束の間も
君を忘れぬもののふの
道の果てこそ憐れなれ
天地も動く震動に
炎逆巻く淀の城
覆える雲の忽ちに
煙の末の陽炎も
消えて始まる君が代の
のどけき春にうちまどい
昔話と過ぎし世を
語りつつ酌む杯に
老いたる影も且つ見ゆる
この宴こそ楽しけれ
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