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陸・海軍礼式歌
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作詞 佐藤惣之助
作曲 古賀政男


征こか満州里 戻ろか黒河
私も貴方も広野の風よ
楽土満州で よいやさのさ

鳥と生まれりゃ青空恋しや
広い自由の天地が恋し
楽土満州で よいやさのさ

山はもとより広野はおろか
苦労するのも祖国の為よ
楽土満州で よいやさのさ

赤い夕陽は高梁畑に
可愛い主さん熱河の果てよ
楽土満州で よいやさのさ

娘五人持ちゃ嫁入りさせて
銜え煙草で
のほほんと暮らそよ
楽土満州で よいやさのさ

光ほのぼの明けゆく空
望む希望も花咲く天地
楽土満州で よいやさのさ
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石松秋二 田村しげる

西は新京 東は東京
君が御稜威は日も夜も伸びる
国都祭りの大がかり
嬉し日本の風が吹く

血潮流した将士の守りに
今は馬賊の影さえ見えず
空に「国光」地に「アジア」
栄え行く楽土
新満州

愛しあの娘や故郷後に
勇士の骨が埋もれし土を
耕すその手に銃を執り
夜は月下に立つ歩哨

匪賊討伐氷を踏んで
行くは北満密林深く
今日も木の根に枕して
守る祖国の生命線

満州よいとこ春立ち返りゃ
花が微笑む五色の花が
鳥も歌うよ野に山に
五族協和の羽広げ
作詞 山口愼一
作曲 島本定吉


東より光は来る 光を載せて
東亜の土に 使いす我等
我等が使命 見よ
北斗の星の著きが如く
輝くを 広野 広野
万里続ける 広野に

黎明を破りて鐘は 朝を告げぬ
満蒙の野に 栄えは共に
共にす希望 知れ
高梁の波溢るる如く
満ちたるを 広野 広野
陽は昇る 広野に

歓びは 東亜の民と日本の国の
先行く者の 共にす睦み
睦みの歌は 聞け
崑崙の峰 揺るがす如く
響けるを 広野 広野
山河歌えり 広野は
正義に刃向う刃なく
風雲去りて全満州
投与平和確立の
満蒙国家建設を
祝え諸人諸共に

極寒零度雪解けて
草木は靡く広漠の
天地に轟く鬨の声
満蒙国家建設を
祝え諸人諸共に

尽きぬ努力の甲斐ありて
我が同胞の血と肉に
築き上げたるこの宝庫
満蒙国家建設を
祝え諸人諸共に

守れ忘るな皇恩を
祖国は勝てり大陸に
朝日輝く日の御旗
満蒙国家建設を
祝え諸人諸共に

作詞 内田良平


興安嶺の麓より
立ち昇りたる黒龍は
西へ西へと席巻し
欧州大陸戦けり

成吉斯汗の見し月も
我等が仰ぐ新月も
光は同じ空の月
照らせ昔のままにして

羊の群れと水草を
追うて送りし年月も
流れて早く六百年
猛虎は覚めて今起てり

紫雲棚引く長白の
山より出でし英雄の
勇団は残る長春に
建てし五族の新国家

氷に鎖す満州や
雪に埋もれしモンゴルも
解けて嬉しき平等の
自由の天地開けたり

見よや光は東方より
世界の隅の隅までも
輝き渡り枯れ臥せる
草萌え出づる春は来る

平和の風の訪れに
いざや耕せ荒れ野原
虎狼の足跡は
いつしか消えて影もなし

ここに成りたる建国の
基いは固く握りたる
人の力に在りと見る
結べ亜細亜の諸民族
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