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陸・海軍礼式歌
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作詞 山田晃




続く砂丘に夕陽は落ちて
残る茜の空の色
白樺林は地平に浮いて
星は瞬くフロン山

松に夜更けの月影冴えて
吠ゆる狼迫るとも
皇国の護りのこの山原に
何の独りが寂しかろ

晴れて美し黄色い野辺の
合間流るるハルハ河
敵に一歩も譲ってなろか
散った勇士の眠る土地

土窟生活二年三年
続けようとて何のその
国境警備の第一線を
守る茨城健男児

啼けよ雁国境越えて
勲も高き亡友のため
ノモハン桜は凋んでいても
大和桜の花は咲く
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作詞 佐伯孝夫
作曲 橋本国彦


屍に代えん 廟行鎮
火網十字に隙もなく
暁近く霧込めて
士気こそ挙れ破壊班

期して開かん突撃路
牧を啣んや如月の
残んの月に仄浮かぶ
三十六の鉄兜

敵塁堅く死守すれば
爆弾胸に微笑みつ
肉弾と化り躍り込む
忠烈無比の三勇士

敵陣崩れ夜は明けぬ
生命は軽く皇恩の
重きを綴る火の歴史
今ぞ讃えん高らかに
小国比沙志 北木正義

東洋平和の夢破れ
北支の空を眺むれば
戦雲低く垂れ込めて
今戦いの鯨波の声

我が権利を守れよと
重き任務を身に負いて
勇む心の遥々と
御国の為に我立ちぬ

赤い夕陽の国境に
露営の夢を貪りて
生きて再び帰らじと
送る最後の筆の跡

明日は決死の攻撃に
家をも身をも打ち忘れ
交わす名残の杯に
かかる憂いの雲も無し

見よや忘るな父子二代
赤き血潮の生贄を
いかで酬いて置くべきか
生かせ護れよああ満州
佐藤惣之助 佐々紅華

正義を標榜皇軍の
進路を阻み良民の
姿借りて我を討つ
不逞の輩便衣隊
天に代わりていざ討たん

昼に潜みて影もなく
夜は蝙蝠軒庇
暗に隠れて手榴弾
卑怯未練の便衣隊
天に代わりていざ討たん

恨みは尽きず同胞の
婦女子みどり子罪無きに
受けた屈辱犠牲を
人意に背く便衣隊
天に代わりていざ討たん

振るう悪魔の青龍刀
暴虐無尽に横行す
壊滅きして遂に立つ
世界に映ゆる日本刀
天に代わりていざ討たん
作詞 川上清
作曲 戸山学校軍楽隊


晩秋九月十八日
柳条溝の夜は更けて
黒白も分かぬ真の闇
時しも起こる爆声は
満鉄線を打ち壊し
我に仇なす敵の兵

天も許さぬ暴虐を
誰が膺懲せざるべき
忍びてここに幾年ぞ
時こそ来たれと全軍の
将士怒髪天を衝き
大営指して進軍す

敵は一万二千超
東北軍の精鋭と
猛きを誇る王以哲
攻むるは島本大隊の
将兵僅か六百名
忠勇無比の揃いなり

腰を没する水壕に落ち
弾丸に斃るる戦友を
踏み越え進むつわものは
堅固を誇る敵城の
二十重を囲む鉄壁に
苦戦惨憺修羅の極

敵の撃ち出す弾丸に
痛手負う者続出す
各隊長は高らかに
壁を乗り越え突撃と
命令したる一刹那

新国増子どうと伏す
げに戦いはたけなわに
前進前進また前進
紅染むる戦友も
我遅れじと馳せ来たる
勇猛果敢の行動は
鬼神も泣かんばかりなり

肉弾相次ぐ猛襲に
多勢を頼む敵兵も
今は支えん術もなく
算を乱して逃げ迷う
東雲白む黎明に
我が手に帰せり北大営

戦済んで大空に
朝日は映ゆる日の御旗
叫ぶ勝鬨声限り
皇帝の御稜威ぞと
征衣潤すますらおが
声も高らに泣き伏しぬ

音に名高き北大営
数十節の閲兵場
東北軍の精鋭と
栄華誇りし張学良
修羅の巷と変わり果て

見よや正義の旗風は
邪悪の敵を滅して
世界有史に類なき
勝ちを治めて外国の
人も讃えし守備隊の
誉れは永久に残るらん
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