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陸・海軍礼式歌
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作詞:関東軍参謀部
作曲:藤原義江



1.
有色の屈辱のもと
喘ぐもの亜細亜 亜細亜
奪はれし吾等が亜細亜

2.
白人のみ繁栄んがため
滅びゆく亜細亜 亜細亜
奪はれし吾等が亜細亜

3.
失ふは唯鉄鎖のみ
こぞり立て亜細亜 亜細亜
十億の吾等が亜細亜

4.
共栄のこの旗の前
奮起せよ亜細亜 亜細亜
輝ける吾等が亜細亜

5.
のぞみ見よわれらが日本
日本のみ亜細亜 亜細亜
ほろび行く亜細亜を守る

6.
東に満ち来るもの
復興亜細亜 亜細亜
手をとりて亜細亜に還れ

7.
満蒙は今こそ叫ぶ
奮ひ立て亜細亜 亜細亜
亜細亜のみ亜細亜を救ふ

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暁匂う
東に
旭と生まれし力
亜細亜
大き使命を果たしつつ
鉄輪の響き
高らかに
万里の広野
走り行く

青空高く
澄み渡る
東亜に生まれし光
亜細亜
高き文化を
湛えつつ
明るき姿
爽やかに
万里の広野
翔り行く

世界に比なき
躍進を
形に飾る希望
亜細亜
深き科学を
誇りつつ
輝く凱歌
大らかに
万里の広野
進み行く
作詞 西条八十
作曲 佐藤長助


ああ崑崙の峯の雲
今日紅の火と燃えよ
ああ渺々の揚子江
今ぞ血潮の色となれ

真紅の曙光輝きて
朝は来たれり大亜細亜
古き山河の夢を揺すり
目覚めの鐘は鳴り渡る

眠りの間に繋がれし
重き鎖を解き放ち
黄金の民 鉄の民
起てよ躍れよ手を取れよ

歴史は遠し五千年
亜細亜は聖の聖の郷
今日西方に日は落ちて
光は昇る東より
心を鍛え胆を練れ
胆なき男子如何にせん
大和魂は唯胆ぞ
斯くこそ君は教えしか
哀れその君大越中佐
戦の庭に弾丸砕く
ああ惜しむべし大越中佐

沙河の戦に雄叫びて
取るや敵砲数十門
斯かる功は世の範と
誉の文ぞ得たりける
哀れその君大越中佐
最後の悲劇その心
ああ痛むべし大越中佐

李官の村に弾尽きて
痛手悩まぬ者も無し
雲か霞か押し寄する
敵は如何に防ぐべき
ここに策あり我当たらんと
駆け出す時ぞ弾飛びて
ああ打たれけり大越中佐

我事了るまさなくも
敵手に死なじと一片の
文に赤心書き置きて
哀れ散りける山桜
君が最後のその心理は
誰とも泣かぬ者やある
ああ惜しむべき大越中佐

奉天城に雲晴れて
朝日彩る国旗にも
君が雄々しき働きの
煌き渡る匂いあり
金鵄輝く勲功の光
仰がぬ者のあるべきや
ああ惜しむべき大越中佐
風雲去りて満蒙の
空は晴れたり大陸に
第二日本の別天地
祖国は勝てり建設の
今日の凱旋この良き日

一望千里高梁の
映よる地の下土の下
忠勇義烈皇軍の
祖国を護る正霊ぞ
今日の凱旋この良き日

尽きぬ努力の時来たり
八千巨万同胞が
歓喜に満つる戦報の
祖国を祝う鬨の声
今日の凱旋この良き日

忘るな友よ満蒙の
宝庫に捨てし二十億
守れ日本の権益を
祖国の旗は翻る
今日の凱旋この良き日
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