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陸・海軍礼式歌
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国に事変のありつるは
人に疫病のある如し
彼の朝鮮の閔族は
秘かに清と意を通じ
清も好機と思いしに
日本はこれを看破なし
義心を以て責めしかば
国王殿下も御感あり

初めて暗夜に燈火を
得たる心地と宣いつ
善後の策と講ぜんと
大院君に先ず使者を
馳せて迎うる事となり
大院君も旨を得て
直に登城なさんにも
要路に遮る者あるは

これ必定と予知すらく
日本公使を頼りつつ
護衛の依頼ありしにぞ
大鳥公使は快く
これを承諾擁護しつ
列と整え静々と
京城差して進み行く
思うに違わず韓兵は
予て用意やしたりけん
閔族共の指揮を受け
突然こちらに発砲す
これぞ明治の二十七
一月二十三日なり
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朝鮮古来わが国を
父とし母とし事えしに
彼の閔族は何故ぞ
我を差し置き他に向かい
縁故の薄き清国に
援助を請うも不審しく

また清国はわが国を
結ぶ天津条約を
反故同様に軽んじて
ただ一言の通知だに
なさで濫に出兵を
なすも誠に不審しく

思うに清は機を投じ
勿論外に意思ありて
これを果たさん心底は
鏡にかえて見る如し
時に日本も彼の国に
居留の民を保護として
海陸兵を若干名
直ちに派遣せらたり

これに続いて大鳥氏
全権公使の命を受け
韓と清との両国に
談判数日に及べども
兎に角事の捗らず
空しく時日を送るのみ
ここに公使は意を決し
朝鮮政府に迫りつつ
清兵撤去の巌談は
実に勇ましき事ぞかし
九連鳳凰乗っ取りて
進む第一軍隊は
舳巌析木城を取り
なお敗兵を追撃し
進み進みて行く先は
敵の構えし海城よ

さして要害ならねども
窮鼠かえって猫を噛む
逃ぐるに道なく大砲を
蕎麦山に備えつつ
我を目掛けて砲撃す
山より見下す敵の兵
見上げて進む大和武士
指揮なす大鳥少将や
大迫少将諸共に
軍は励ます号令に

吶喊進む勢いに
敵も支うる気力失せ
守りを捨てて逃げる
我が兵これを追い撃ちて
進んで乗っ取る紅瓦塞
作詞 野津道貫



皇御軍は去年の夏
安芸津島根を船出して
虎臥す高麗の荒野より
唐土指して攻め入りつ

越ゆれば易き
海山の千里の外の頑迷
支那の夷を打こめ速く
揚げつる勝鯨波の

今年の春は外国も
光を仰ぐ日の本の
境広めし浦安の
船路を帰り来て
境は都の大内山千代万世と
我が君の御代の栄えを祝うなり
空も長閑に新玉の
春を迎えて秋津州
風も静かに祝いつる
程もあらせず武士の
八十氏川に立ち騒ぐ
波の夜昼暇なく
君は臣等を引き連れて
臣は君にも従いて
戦の庭に先駆けて
打ちつ打たれつ共中に
実に勇ましきますらおの
若き同胞二人連
向かうやにわに飛び来るは
雨か霰か白瀧の
岩をも砕く黒金の
弾に当りて兄弟は
世になき人になりにきと
故郷人は伝え聞き
皆打ち守りて難き居る
折りしも事無く帰り来て
旋会逢瀬のありけるは
ますら武夫の潔よき
大和心をしろ示す
弓矢の神の恵みにて
功績は世々に残るらん
功績は世々に残るらん
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