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陸・海軍礼式歌
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作詞 有馬軍轡


我が大君の統べ給う
国の守護の軍隊は
今や隣国朝鮮の
弱きを助けて兼ねてまた
暴慢無道の清兵を
討ち夷げんそのために
水陸並び進み行く
仁義の師ぞ勇ましき
蠻族輩に付随し
烏合の兵は多くとも
忠勇無双の皇軍は
いかでか敵する事を得ん
況して天皇の親征に
天地もために感動し
旭旗の向かう所には
靡かぬ草木もなかりかな
陸兵牙山平壌に
彼の大軍を打ち破り
海には豊島黄海に
彼の堅艦を打ち沈め
頓て北京を乗っ取り
十八省を従わせ
国の誉れと大君の
御稜威を世界に輝かせ
御稜威を世界に輝かせ

我が大君の軍隊は
心金剛身鉄石
恐るる敵は無けれども
遠く御国を離れ来て
異なる土地を跋渉し
雨に浴し日に曝し
岩を枕に草筵
昼には終日夜もすがら
事忙しきそが上に
海には瘴癘妖邪の気
陸には風土伝染病
隙間を狙い寄せ来るを
防ぎ戦い打ち払い
兵士の健康保護するは
偏に衛生団ぞかし
烈しき戦い済みし時
敵は四方に散乱し
勝ち勇みたる団体は
隊伍を整して凱旋す
この時見方の戦友は
弾丸失石を冒しつつ
敵を破りし勲章の
創痍の数は身に満ちぬ

折柄駈け来る衛生団
傷者を労わり助け行き
看護の甲斐にますらおが
感涙止めあえずして
ああ再び御国へ帰る日に
天顔に咫尺し国民に
勲功示さん嬉しさは
衛生団のたわものよ
苦病を助くるその功徳
入る福田の最上ぞ
敵を破るも国の為
軍人救うも国の為
されば天皇皇后の
軍隊衛生に寄せ給う
大御心を奉戴し
勤めや勤しめ衛生団
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日の出照り給う皇国の
明に治まる大御代を
鎮め安らぐ兵士は
陸と海との隔てなく
同じ巖根に生い立て
末も賑わう同胞ぞ

今は昔にいや増して
国の御霊と讃えつつ
世々に伝わる大和魂
花に譬えし八重桜
君の恵みも深ければ
御階近くも並み沿えて
時を得頃に咲き初めし
木々の梢は栄ゆらん
中に一入色見えて
今を盛りの一本は
これに手柄の先駆けて
音に聞こゆる兵士は
何日嵐の仇桜
清き海原波立てて
磯部を乱す事あらば
かなたこなたの砦より
銃口揃えていと易く
浪を分け行く大船に
例え翼を添ゆるとも
何の苦もなく晴れ晴れと
打ちて悪魔を払うべし

仰げば高し富士の山
皓々白く天を衝き
俯しては深き日本海
広く限りもあらざるぞ
世界に多き国々に
比較ものも絶てなき
我が日の本を守るのは
形に非ず術でなし
その職帯びるつわものが
忠と勇との操をば
養い磨き諸共に
御稜威を汚するものあらば
不倶戴天の仇となし
奮い進みて切りまくり
剣のサビをなしぬべし

昔北条時宗は二千有余の蒙古等を
西の海辺に打ち沈め
魚の餌食となしぬる
豊臣太閤秀吉は
海や山路を踏み越えて
地理をも知らぬ朝鮮を
馬蹄に掛けて踏み破り
耳もて塚を築きしぞ
その功績は今までも
伝えて絶ゆる事はなし
人と生まれし上からは
畳の上に死ぬなかれ
弾丸や刃に刃向いて
屍を包め馬の革
屍を曝せ雨嵐
曝す屍に添う光
武名を宇内に輝かせ
武名を宇内に輝かせ

我が日本は昔より
武道を持ちて国を立つ
朝鮮国支那までも
震い恐れし武士の
忠と勇との積は
地球の上に類なし
生あるものの死するのは
天の定むる約束ぞ
犬と呼ばれて世にあると
忠義に死すと伝えよや
七生期して刺し違う
誉れも高し湊川
仮令この身は朽ちるとも
名は万代後までも
人の鏡となりぬるぞ
屑の数とも思わずに
振って掛かれ敵兵を
微塵になるまで打ち砕け
作詞 岡部道輔



海洋島の波高く
岩に砕くる白波は
実に白龍の翻る
様に似たりの苔の露
ただ一艘の軍船を
取り巻く敵の大艦は
艨艟雷艇二十艘
打ち出す砲丸雨霰
突来る水雷凄まじく
死地に落ちたる艦命を
繋いでいかで日の本の
軍人と言わるべき
我事既に終わりたる
時は来にけりいざさらば
底の藻屑となるとても
いかでか敵に降るべき
死なば諸共敵艦と
沈みて国の誉れをば
龍の都の底までも
伝えて誉残すべし
今こそ我の死するべき
時は来にけり心して
砲弾限り腕限り
敵を苦しめ然る後
かかれや撃てや弾丸を
裂けよ潜れよ敵弾を
撃てや崩せや敵艦を
進めよ行けの号令は
奈落の底の末までも
響くばかりの勇ましさ
二十余艘のその中を
退きつ潜りつ奮戦し
受けたる弾は数知れず
敵を撃ちたるその数も
知れぬは波の引き潮に
跡を消さしてつつがなく
引き上げたるは見事なり
作詞 中村秋香
作曲 吉田信太


橿日の占卜髪分れ
宇治の折誓に石鎮む
神の御稜威も輝きて
雲に漕ぎ入る大御船

追手豊かに潮早く
浪穏やかに船軽し
櫂かからず時の間に
新羅に棚引く大御旗

たちまち響く笛鼓
たちまち起る鬨の声
山は崩れ谷は壊れ
高麗百済まで揺り動かん

王は慄き民は怖じ
鴨緑江の誓言
突き立つ鉾の永き世に
絶えぬ頁の八十艘の船
作詞 小笠原長生


雲か霞か凄まじや
砲煙海を閉ざしつつ
秋の日影も朧なり
入り乱れたる敵味方
合わせて二十八艦の
中にも目立つ松島は
定遠鎮遠打ち望み
真一文字に進みたり
艦の上にきっと立ち
剣打ち振り声限り
撃てや撃てよと令掛くる
まだ年若き武士の
その名を聞けば志摩大尉
猛く雄々しき波とても
ものの哀れは知るなかれ

君恩重く身は軽き
忠義の二字に父母も
妻子も跡に振り捨てつ
ただ敵軍を破らんと
鋭き眼見開きて
睨みつめたる定遠の
三十サンチの弾丸は
無残や百余の兵士は
骨肉微塵に飛び散りて
前後左右に倒れたり
大尉は鮮血を浴びつつも
更に恐るる気色もなく
いで我が部下の敵をば
とりて忠義の魂を
慰めやらんと続け撃ち
釣瓶掛けたる勢いに
さすがに堅き定遠も
火災を起こし逃げゆくを
なおも追い撃つ時も時
またも飛び来る一弾は
撃たれて大尉は波の中
浮きつ沈みつ流れ行く
されども鍛えし鉄石の
大和心の一筋に
御国を思う外はなく
片手を揚げて軍帽を
高く打ち振り叫びたり
日本帝国万歳と
この一言を名残にて
彼は果敢なくなりにけり

艦に残りし人々は
大尉の最期を眺めつつ
日本武士の鑑ぞと
今も語り伝えぬる
かかる忠義の人々が

一心こりて敵軍は
破れ砕けて影もなく
旭の御旗輝けり
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