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陸・海軍礼式歌
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作詞 野村俊夫
作曲 古関祐而

東亜の盟主日本が
翳す正義の日の丸を
仰ぎて断乎進むのだ
守れ南の生命線
興せ南洋我が南洋

洋々二千数万海里
海の富源の開拓だ
我等の意気を示すのだ
守れ南の生命線
興せ南洋我が南洋

赤道直下同胞が
今愛国の血に燃えて
楽土の栄え築くのだ
守れ南の生命線
興せ南洋我が南洋

ああ三千の島々に
海洋国家日本の
若き命が躍るのだ
守れ南の生命線
興せ南洋我が南洋
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作詞 川俣栄一
作曲 佐藤長助

花の灯篭ほのぼの点りゃ
繻子の上衣の姉妹
青い耳輪が風に鳴ります夜の部屋
ゆらりゆらゆらアイヤ灯篭祭り

星の明かりに小窓を開けて
恥ずかしいのか姉妹
ちらり覗いた赤い画房のあの灯り
ゆらりゆらゆらアイヤ灯篭祭り

可愛い前髪そけいの花が
匂う優しい姉妹
胡弓を鳴らして夢見るよなあの瞳
ゆらりゆらゆらアイヤ灯篭祭り
作詞 久保田宵二
作曲 竹岡信幸

日本娘は富士山桜
いつも笑顔の薄霞
紅の袂に見果てぬ夢の
夢を数えて君を待つ君を待つ

ここは満州灯点し頃は
知らぬお国がなお恋し
耳輪ゆらゆら胡弓を抱いて
遠く眺める流れ雲流れ雲

蘭と桜は仲良い花よ
咲いて輝く二つ星
日待ち宵待ち憧れ込めて
逢えぬその夜は夢で来る夢で来る

赤い夕陽が広野に燃えて
今日も寂しく日が暮れる
地図を眺めて胸躍らせて
花の日本を偲び見る偲び見る
作詞 佐藤惣之助
作曲 長津義司

赤い夕陽に駒止めて
金州城外見渡せば
風も泣くかよ縹緲と
乃木将軍の胸の内

過ぎし旅順の激戦に
我が子二人は数ならず
いかに陛下の赤子をば
多く殺せし悲しさよ

明治の帝神去れば
一死御後に従いし
尽忠義烈国民の
鑑と仰ぐ軍神
作詞 柴室代介
作曲 陸奥明

可愛い耳輪を別れにくれて
君は咽ぶよバンドの霧に
離別了クーニャン
再び逢うのはいつの日
今宵は一人
心もしとど汽笛に嘆く

霧は静かに心を濡らし
指にまさぐる耳輪は哀し
離別了クーニャン
ランタン赤き酒場に
今宵は一人
去り行く君を思いつつ酔う

宵にさざめき夕べに泣いて
船の灯りは夜毎に潤む
離別了クーニャン
波音暗き波止場に
今宵は一人
出船の海へ瞳を投げる
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